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『悪魔のバイブル』 |
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「百華クラブ」の女社長・北小路藍子は、親会社の顧問弁護士で愛人の水野修司が視察で錦城市を訪れるたびに密会を重ねていた。水野によって緊縛の嗜好を覚えさせられていた藍子は、バッグの中に緊縛の道具を携え艶やかな和服姿で市内のホテルに赴く。水野の見る前で一枚ずつ和服を脱いで、なまめく白い裸身を晒してゆく藍子。才智に富む女社長の虚飾をかなぐり捨てた藍子は水野の前に跪いて後ろ手の縄をかけられていく。だが、ホテルの隣室にひそむ謎の男たちが仕掛けた盗聴器を通して二人の情事の様子を録音していたことを、藍子は知るよしもなかった。 |
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