ちぐさ文学館

場面
美代子の横取り [ 8-1 〜 8-6 ]

<15>美代子の横取り
『奔る牙』 <<前へ 次へ>>
 垣内家を襲った凄惨な凌辱劇の結果、薫は打ちひしがれて実家に引きこもり、しのぶは初回の凌辱で妊娠させられたうえ夜毎に兄に襲われ穢される生活に堕ちた。美代子から剃り取って身につけていた恥毛をその後紛失して落胆していた光夫は、久しぶりに呼ばれた一宏の部屋で事の顛末を聞かされる。しかし一宏の真の目的は、偶然手に入れた恥毛を種にして美代子を辱めることにあった。恥毛を取り返そうとする光夫を拳銃で制圧した一宏は光夫を椅子に縛りつけ、憤怒にもがく光夫を残して美代子のもとに赴き部屋に引きずり込んでくる。羞ずかしい秘毛を見せられて羞じらいに泣き叫びながら、自由を奪われた光夫にすがりつく美代子に対し、一宏は銃を突きつけて裸になることを命じる。清楚な女子高生は羞恥にうなだれながら恋人の前で服を脱ぎ、ブラジャーもパンティも取り去った白い裸身を一宏の前に立たされる。無毛の下腹を隠すこともできずに体中を検分された美代子は、横木を渡した磔柱に大の字に縛られ、胸を十文字に絞り上げられ腰をくびられた無残な全裸開脚磔の姿を曝す。水着の形の焼け跡を残す若い女体を思うままにいたぶられ肉芽を剥き上げられて汚辱に泣き叫ぶ美代子は、バイブレーターを股間に押し込まれて食い締めるよう命じられる。淫具を取り落とした美代子に一宏は銃殺刑を宣告し、眼隠しをした美代子の股間に再び挿入したバイブレーターを固定して、振動と首振りで美少女を踊らせつつ、呻き泣いて悶える女体にモデルガンでBB弾を打ち込んでいく。剥き出しの乳ぶさに腹に下腹に次々と弾丸をめり込まされ、白い素肌に無惨な赤痣を刻みつつ跳ね躍ってのたうつ全裸大の字磔の少女。がっくりとうなだれた美代子はバイブを咥えたまま苦痛を与えられた秘肉を淫らに濡れそぼたせていた。愛液を吐く無毛の股間に一宏の手でバイブを抽送された美代子は、淫らに腰を顫わせつつ屈服の歔き声を放って光夫の前で絶頂を極める。だが、汗まみれになって淫らに崩れた少女の体を一宏が磔から降ろしたとき、一瞬の隙をついて拳銃を奪った美代子が一宏の腹に実弾を撃ちこんだ。下腹から血を噴き出して昏倒し、助けを求めてのたうち回る一宏の前で、縛めを解かれて自由を取り戻した光夫は一宏の殺害を決意し、服を着せた美代子と別れの口づけを交わす。美代子をひとり帰らせた後、一丁の拳銃によって狂わされたおのが運命を想いながら、光夫は一宏の胸に向けた銃の引き金を引いた。
 
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