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『女高生嬲る』 |
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雪の降りしきる冬のある日、合唱クラブの練習を終えた高校二年生の雪子は、ひとつ年上の清人とともに雪の中を下校する。幼なじみの二人は毎日の登下校をともにしながら、なかば公然となったういういしい恋を育んできたのだ。卒業を間近に控えて、ずっと募らせてきた想いを口にしようとする清人を、雪子は押しとどめる。二人の仲の進展を怖れるかのような雪子の態度に物足りないものを感じながらも、あらためて雪子への愛情を噛みしめる清人。しかしその翌日、雪子は合唱部の練習をさぼってひとり早退していた。 |
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