ちぐさ文学館

場面
堕落した夕子 [ 2-9 〜 2-11 ]

<11>堕落した夕子
『嬲獣』 <<前へ 次へ>>
 肉の悦楽に取り憑かれて白昼から情事をせがんだ夕子は、先日の旅館に呼び出されて全裸で表川を迎える。まばゆい陽光が射し込む座敷に白裸を引きずり出された若妻は、後ろ手縛りの美身を鴨居から吊るされていたぶられながら、表川の奴隷となる条件として明子と同じ剃毛と刺青を言い渡される。表川は観念しきれない夕子を椅子に開脚縛りにして、日光のもとに曝された開ききった股のあわいに、グロテスクな張形を埋め込んでいく。巧みな抽送で熟れた肉を責められた夕子は、股間に据えられた鏡で浅ましいおのが肉の崩壊を見せつけられながら、喉を絞って喜悦の痙攣に陥る。快楽にやつれ切った美夫人は、浣腸をほどこされ愉悦の果てに排泄を遂げたことで、夫を捨てて奴隷となることを決意を固める。すべてを放棄して服従を誓った夕子を、表川は四つん這いにして尻を犯していった。
 
夕子 人妻・愛人 20代後半 脅迫呼出型 処女 勝気
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ちぐさ文学館 - 嬲獣 - <11>堕落した夕子
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