ちぐさ文学館

場面
奥方襲撃 [ 8-1 〜 8-6 ]

<17>奥方襲撃
『姦の血脈』 <<前へ 次へ>>
 奥さまの生活習慣を調べ尽くした恭介は、寝付いた夜十時を狙って奥さまの寝室への侵入を企てる。明かりの消えた室内で、忍び込んだ者の気配に眼を醒ました瑛子奥さまは、スタンドの光に照らしだされた執事の姿を認めて驚愕する。無礼をなじって退出を命じる瑛子を不敵な笑いとともに無視しながら、恭介は長年秘め隠してきた京堂一族への恨みを語る。かつて女中として京堂家に仕えた恭介の妻・縫は男爵に手籠めにされ繰り返し辱められたあげく、誰が父とも知れぬ次男・忠夫を残して早世したのだった。男爵の罪を瑛子の体で贖わせることを告げた恭介はベッドの上で恐怖におののく瑛子に掴みかかり、あらがう女主人を押し伏せて手首を後ろ手に縛りあげる。髪を掴まれ頬を張られる口惜しさと惨めさに泣き叫びながら、華族の美夫人はフランス製のネグリジェをむしり取られて熟れた乳ぶさを曝される。恥辱の極みに泣いて暴れる瑛子はズロースを剥き下ろされ、恥毛もあらわな全裸の体を賤しい使用人の愛撫にゆだねてガックリと泣きむせぶ。足首に縄を巻かれてベッドの両端に仰向け開脚で縛りつけられた瑛子は、長い孤閨に閉ざされた秘肉をみだらにいたぶられて汚辱に身悶える。恭介は前戯もなしに一気に瑛子を貫いたうえ、激しい凌辱感に喘ぐ美夫人の女体にじわじわと官能の炎を掻き立てていく。恭介の巨大な怒張を巧みに抽送された瑛子はついに快楽に崩れてよがり歔きを噴き、焦れてのたうつ女肉に恭介の肉棒を抜き差しされながら淫らな屈服の言葉を強いられる。貴婦人の慎みをむしり取られた瑛子は総身をのけぞらせながら、浅ましい絶頂を曝して執事の精を射込まれた。悦びに失神した瑛子は汚れきった股間のはざまを恭介に清められ、高貴な唇を吸いたてられて屈辱に呻く。あらがいの気力を失った奥さまは自由にされた体をベッドの上で再び犯され、半狂乱になって繰り返し昇りつめながら、屈服のすすり泣きを響かせていくのだった。
 
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ちぐさ文学館 - 姦の血脈 - <17>奥方襲撃
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