百合子の祝言にあたり挨拶のために須黒邸を訪れた華子夫人の胸中には、妹の夫である男爵の妾にされた複雑な感情がわだかまっていた。竜二郎と男爵に迎えられて羞じらいと気後れに苛まれながら、華子夫人は敦子と対面するため地下の鉄扉の奥へと導かれる。ダブルベッドを備えた陰鬱な地下室に戸惑いを隠せない華子が促されるまま覗いたカーテンの向こうでは、拷問具の立ち並ぶ調教室に、全裸を門字柱に大の字磔にされた敦子が猿轡をされた美貌をがっくりとうなだれたまま曝されていた。悲鳴を絞って男爵の非道をなじる華子は、敦子と高崎雅彦の不義の密通を語り聞かせられ、姦通の代償として妹が課せられた苛酷な贖罪を思って恐怖と絶望に打ちのめされる。妹のためにひれ伏して哀願する華子は男爵と竜二郎に掴みかかられ、二人がかりで着物を脱がされていく。もがき抜く華子は丸裸に剥かれた女体を敦子の前に曝し立たされ、互いに恥毛を剃られた剥き出しの白い下腹を向かい合わせて嗚咽する。華子は敦子と一つの門字柱に向かい合わせに四肢を拘束され、剥き出しの体の前面を密着させられて泣き叫ぶ。女同士が無毛の下腹を擦り合わせる極限の恥辱にのたうちながら、男たちに頭を掴まれ無理やり唇を重ね合わされて淫靡な汗を絞る高貴な姉妹。生まれて初めての鞭打ちをを尻にたたき込まれて悲鳴とともに腰を突き出す華子と、凄絶な凌辱に磨き抜かれた女体を竜二郎に鞭打たれてよじりたてる敦子は、密着させた肉を擦りたてながら官能の火に炙られていく。股間を濡らしつつ淫らに尻を振り合った姉妹は、男たちの鞭打ちと命令に屈してみずから唇を重ね合わせ、淫らなレズの愛撫劇を演ずるのだった。持ち出してきた双頭の張形を二本に分けた男爵は、竜二郎とともに華子と敦子の足元にしゃがみ込み、それぞれの女の濡れそぼつ秘肉に淫具を押し込んでいく。愉悦の悲鳴をあげてのたうつ美姉妹は抽送される淫具の刺戟に淫声を放って狂乱し、汗まみれの裸身をぶつけ合いながら相次いで絶頂を極めて悶絶する。 |
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