ちぐさ文学館

作品
貴婦人みだら絵

冷徹な美貌で周囲を圧する貴婦人が獣の肉体に押しひしがれて目覚めさす被虐の官能は、死に至るほどに激しく……。

あらすじ
上流社会に名を馳せる華族の末裔・都城顕子は、飛び抜けた美貌と気品で周囲を圧倒していた。冷徹なまでの美しさをたたえながら、その肉体は冷感の質を宿して、いかなる情欲をも寄せつけないかのようだった。
しかし顕子の肉の内に潜む魔性の官能を、肖像画を依頼された異端の画家・堀尾繁喜だけが見抜いた。粗野な画家の獣欲に晒されて被虐の本性を目覚めさせられた顕子は、むさ苦しい男の粗野な性の嵐に翻弄されて歓喜に乱れ狂い、下賤な情婦・キミの前でも恥態をさらす。蒼天の野外で全裸を磔刑にされた顕子は究極の恍惚に悶えてこの世ならぬ喜悦の涯に旅立った。

<01>十字架の裸女

<02>冷感貴婦人

<03>異端の画家の責め

<04>下賤の性

<05>恍惚の磔刑


DBスナップ [Sun May 28 18:42:03 2006]
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