教え娘・犯す

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教え娘・犯す

おしえご・おかす
[短編] 新学期の大学で人目を引く清楚な教え娘は、残酷な助教授の嗜虐の欲望の餌食となった。

 新学期を迎えた大学でひときわ人目を引く二年生の白谷真城子の清楚な美しさが、助教授の春田が秘める加虐の性癖を目覚めさせた。信頼を寄せる教え娘を罠にはめて捕らえた卑劣な教師は、薬で体を麻痺させられた処女を凌辱し全裸撮影する。乙女の裸体を手足錠で拘束され、剥き出しの乳首にお灸を据えられるという灼熱地獄にのたうちまわった女子大生は、立ったまま下着の中に排便する凄惨な痴態まで記録されて、もはやサド助教授の性調教を逃れる道はなかった。白い裸体を黒革の拘束具でいびつに締め上げられた美少女が、肌を炙られ、口を穢され、這いつくばった首輪付きの体を鞭打たれる。剃毛され奴隷へと飼い馴らされた女子大生は、ご主人様である助教授への隷従を誓い、アヌスの快楽まで開発されて性のけだものへと堕ちていく。

女性キャラ

白谷 真城子 (しらたに まきこ)
女子大生
19~20歳

仏文学演習を受講している大学二年生。澄んだ眼とえくぼ、うつむきかげんの内気な女らしさが魅力的な美少女。
処女 従姉妹 伯叔母 近親 勝気 内気 異人
剥衣 撮影 恥毛 排泄 肉欲 膣交 淫具 菊門 拘束 射精 口唇 因縁 打擲 強要 虐待 刻印

場面

真城子
【001】新年度の教え娘 [ 1 ] 真城子
【002】処女の生き人形 [ 2 ] 真城子
【003】革拘束お灸責め [ 3 ] 真城子
【004】着衣排泄の生き恥 [ 4 ] 真城子
【005】性奴隷の調教 [ 5 ] 真城子
【006】虐げられる白い獣 [ 6 ] 真城子

あらすじ

【001】新年度の教え娘 [ 1 ]
清楚な女子学生が落ちたのは、邪な獣欲を抱いた悪徳助教授の仕掛けた嗜虐の罠だった。
 教授だった父の後を継いで大学で仏文学演習を担当する助教授の春田は、スポーツマンらしい風貌で女子学生の憧れを集めながら三十歳を過ぎてもプレイボーイとして独身生活を続けていた。新学期になって新たに演習のクラスを受講した二年生の白谷真城子の清楚で内気な美しさを眼にしたとき、春田の中でパリ留学中に通っていたSMクラブでの経験が甦り、真城子に対する嗜虐的な欲望が目覚める。折しも真城子のクラスメートである池田典子の万引き現場を押さえて弱味を握った春田は、典子を使って真城子を自宅マンションに誘い出すことに成功した。勧められるままにワインを口にした真城子は混入された薬物のために意識が朦朧となって、典子が去った後にただひとり春田の手中に残される。

【002】処女の生き人形 [ 2 ]
薬で力を失った下着姿の美少女は、為すがままのいたぶりに情感を呼び醒まされていく。
 薬物による意識の混濁から醒めた真城子は、まだ脱力している体から服を脱がされていくことに混乱し狼狽しながら、むなしく春田にあらがう。力の入らない四肢を絨毯に転がされてブラウスとスカートを剥がれた真城子は、ボディスーツだけの体を弄ばれ性感を煽られる。ようやく薬が切れはじめてきた時には春田の手はすでにボディスーツのホックをはずしパンティを脱がし去って、抵抗できない教え娘の処女を犯しにかかっているのだった。

【003】革拘束お灸責め [ 3 ]
処女を喪い革枷にくびられた教え娘の白い女体が乳首を襲う焦熱地獄にのたうちまわる。
 処女を奪われた真城子は全裸にされたうえ赤革の枷で手足を左右別々につながれ、仰向けに膝を立てた開脚姿を曝す。破廉恥な全裸写真を撮影して真城子を脅し服従させた春田は、昂ぶる嗜虐欲にまかせて教え娘の胸に赤革の乳枷を嵌め、みじめに絞りあげられた乳房を嬲って乙女の性感を目覚めさせていく。羞恥と苦悶に苛まれる美少女に対してお灸による熱責めが宣告され、上向きにさらけ出された両乳首と臍の上にもぐさが積み上げられる。懸命に哀願する口に淫具が押し込まれて固定され、言葉まで封じられた美少女の裸体の三か所から煙がたち昇る。襲い来る焦熱地獄の恐怖のなかで乳首と臍を灼かれて失神した真城子はさらに大量の写真を撮られて、春田に逆らうことのできない奴隷に堕とされていく。

【004】着衣排泄の生き恥 [ 4 ]
みずからの排泄した汚物で下着の中を満たし尽くされ、潔癖な乙女の尊厳が蹂躙される。
 休む間もなく浣腸責めを宣告された真城子は、巨大なガラス製シリンダーを見せつけられておぞましさに泣き叫ぶ。春田は石鹸水にぬめる指で真城子のアヌスを揉みほぐして、潔癖な教え娘の羞恥心を苛み抜く。尻に突き立った嘴管から二百CCの石鹸水を注ぎこまれたうえに大量の水を飲まされた真城子は、やがて襲いくる激しい便意にのたうちまわって救いを求める。手足の枷を解かれた美少女はトイレの許可を乞うのもむなしく、半透明のゴム製パンツを腰に装着される。腰部と太腿を締めつけ密着するいっぽうで腰まわりに余裕をもたせた滑稽な下穿きは、羞恥心の強い乙女の着衣排泄を見せ物にしようとする悪意の産物であった。八ミリカメラの正面に立たされた真城子は絶望的な苦悶の果てに崩壊を遂げ、尻から噴出する濁液に股間を浸されていく凄惨な醜態を記録され尽くした。

【005】性奴隷の調教 [ 5 ]
従順な奴隷に堕ちた美少女は苛烈な拘束と鞭打ちに泣き叫びつつ女の情感を開発される。
 一週間後、為すすべもなく再び呼び出された真城子が春田のマンションを訪れ、命じられるまま春田の眼前で服を脱いでいく。みずからスカートをまくってパンティを見せる恥辱のショーの後、ガーターベルトとストッキングだけを残して裸になった真城子は、二つの突起のついた革の貞操帯を腰に装着されたうえ、黒革の拘束具でむごたらしく縛められる。乳房を絞りあげる胸帯と、それにつながった首枷と手枷で後ろ手に拘束された真城子は、突き出た乳首を炎で焙られる虐待の果てに春田の足元に跪かされ、おぞましい肉塊で朱唇を穢されていく。貞操帯の突起に塗りこめられた薬で肉欲を煽られた美少女は、俯せに這わされて尻を鞭打たれ、さらに仰向けに転がされて胸を、腹を、太腿を打ちたたかれる。激痛のなかに性感を目覚めさせられた真城子は春田の暴力的な強姦のなかで悦びをきわめて失神した。

【006】虐げられる白い獣 [ 6 ]
女子大生は隷従の言葉を口にしながら、芋虫のように這いつくばって男の肉に奉仕する。
 暴力的な凌辱の果てに夕方までありとあらゆる調教を受けて服従を叩きこまれた真城子は、床に大の字に縛りつけられて奴隷の証として下腹の恥毛を剃り取られたうえ、さらに犯される。再び革枷で両腕を背後に拘束され、その枷を折り曲げた両足首の枷と連結されて海老縛りにされた真城子は、俯せの苦しい姿勢で顔をもたげ、春田の体に舌を這わせて奉仕を強要される。鞭痕の残る乳房を引きずって絨毯の上を這いずり、春田の毛脛に舌を這わせながら、奴隷としての服従と感謝の言葉を口にするよう馴致された哀れな奴隷美少女。海老縛りのまままたも犯された真城子は、アヌスにクリームを塗りこめられて羞恥と狼狽の悲鳴を噴きあげながら、最後に残った未開の肉腔をも犯されていく。前に差し込まれた指で官能を責められ、快楽地獄のなかで肉の悦びをきわめた清楚な女子大生は、淫らな獣へと堕ちた女体に助教授の精を激しく注ぎ込まれるのだった。

書籍

マドンナメイト『教え娘犯す』版 [1987]
教え娘犯す 「教え娘 犯す」
サラブックス『教え娘犯す』版 [1981]
典拠
教え娘犯す 「教え娘・犯す」

掲載誌

別冊SMファン 1976(昭和51)年7月号 獣欲のたわむれ 絵・天堂寺慎 単行本未収録部分を含む 確認済

単行本未収録部分

 本作の初出は「別冊SMファン」誌(1976年7月号)掲載の「獣欲のたわむれ」であるが、1981年にサラブックス版『教え娘犯す』に収録されるに際してストーリーの一部が改変された。雑誌版では全6節から構成されていた物語が、サラブックス版では浣腸責めにあたる第4節がまるごと削除されて全5節に短縮されている。逆に、結末部分には肛姦描写が書き足されている。この修正は、1987年のマドンナメイト版『教え娘犯す』でも踏襲されている。

雑誌版からの改変

1. 第1節
 ヒロインの真城子を女優の島田陽子にたとえる記述が、単行本では削除されている。

 一目見た瞬間、どこかで見たような……と感じたのも道理で、彼女は清純派の女優として知られる島田陽子そっくりだった。顔つきばかりでなく、全身を包むソフトなムードまでが島田陽子のものだったのである。
 ゆるくウェーブした黒く細い髪の毛、いつも静かな微笑を含んでいる特徴のある澄んだ眼、心もちうつ向き加減で、笑うとぽっくりくぼむ頬のえくぼまでが島田陽子のものだった。いつも羞らいをためているような深窓の令嬢然とした内気な女らしさが、春田助教授の眠っていた獣性に火をつけた。

「別冊SMファン1976年7月号」p.296、第1節

 ヒロインを実在の美女にたとえた描写が単行本収録に際して削除されるのは、蘭作品では通例のことである。自由な想像を開放する点では肯定的に受け止められるが、単に時代に合わせたというだけの理由かもしれない。女優の島田陽子(1953年生まれ)は雑誌掲載時に23歳、サラブックス版刊行時には34歳である。なお、雑誌掲載と同年には映画『犬神家の一族』(市川崑監督)でヒロインの野々宮珠世役を演じている。
 また、この修正と整合させるために「島田陽子に似た彫りの深いえくぼ」「深いえくぼ」のように書き換えている箇所が他の節にも存在する。

2. 第2節
 真城子のスカートを脱がした直後、その脚線美にふれた一文が削除されている。

 慣れた手つきでスカートのホックとジッパーを外し、すうっと腰から抜き取ると、ストッキングもはいてない脚の素肌が眩しいくらいに白く輝いた。撓やかな体からは想像できなかったくらい、真城子の脚線美は完璧な美しさだった。
 決して大根足ではないが細くもなく、適度にひき緊った肉が、成熟した女の柔らか味を(…後略…)

「別冊SMファン1976年7月号」p.300、第2節

 単行本では、「撓やかな体からは想像できなかったくらい、真城子の脚線美は完璧な美しさだった。」という一文だけが削除されている。この一文があってもなくても特に不自然な流れにはならないように思われ、わざわざ削除した理由は測りがたい。

3. 第3節
 お灸責めで失神した真城子が意識を取り戻した直後、撮りためた写真を見せつけて真城子を辱める春田の科白が一つだけ削除されている。

「やっと気がついたかね、白谷君? ほら、きみの意識を失った顔もすてきだ。まだ自分の寝顔の写真は見たことないだろう? ポラロイドでもこれだけ写せば、なにもコピーをつくらなくても充分方々にバラまく量はあるね」
 十数枚のカラー写真を、いやがる真城子に一枚ずつ見せて、羞恥に顔を染めるのを楽しそうに眺めている春田である。
「そうら、このアングル、ちょっとしたもんじゃないかきみの顔もちゃんと写ってるし、下の方はアヌスの絞りまではっきり見えるぜ」
「やめて……」

「別冊SMファン1976年7月号」p.307、第3節

 単行本では「そうら、このアングル、(……)はっきり見えるぜ」の一文だけが存在しない。削除した理由はよくわからない。なお、削除された科白中に句点が一か所欠けていると思われるのは原文ママ。

4. 第4節
 雑誌版の第4節が単行本ではまるごと削除されている。これが単行本との最大の相違点である。
 羞恥心の強いヒロイン造形や、教師と教え娘という関係性をめぐって見どころの多い場面であり、削除されたことが惜しまれる。

「やめて! やめて! おねがい!」
「さっきから、“やめて!”の一点ばりだね。大学生ともあろうものが、そんなボキャブラリーの貧困さでは困りますねえ」
 先生口調になって冷やかしながら、注射器の化物のように巨大な浣腸器を、絞りこんだ肉襞の中心に近づけて、ビュッと液を吹きかけるのだった。

「別冊SMファン1976年7月号」p.308、第4節

 教え娘という関係性を意識させるやり取り。先生口調で冷やかしながら、その「大学生ともあろうもの」にパンツの中への大便お漏らしという乳幼児にも等しい醜態を強制しようとする嗜虐性が甚だしい。

「どうだい、もっと飲むかね? といいたいところだが、酔っていい気分になっては売り物の羞恥心が鈍る怖れがあるな。あとは水でがまんしな」
 春田はキッチンからヤカンをもってくると、必死に口を閉じようともがく真城子の歯の間にヤカンの細い注ぎ口をわりこまし、ドボドボとのどに流しこんでしまった。

「別冊SMファン1976年7月号」p.309、第4節

 はっきりと書いていないものの、春田が大量の水を真城子に飲ませたのは、排泄物を液状化させて羞恥責めの効果を高める狙いと思われる(排泄直前に飲ませて意味があるのかは疑問だが)。「売り物の羞恥心」という言い方をしているところからも、真城子の羞恥心の強さを狙い撃ちにする明確な意図が窺える。

「さ、これをはくんだ」
 春田が手にしたものを広げて見せた。形はパンツの形をしているが、なんと薄いゴム製であった。しかも半透明で、それをはいても中味がすっかりすけて見えそうなシースルーである。
「………」
 真城子の蒼ざめた顔に血がのぼった。

「別冊SMファン1976年7月号」p.309、第4節

 前後のやり取りから察するに、真城子はこの時点では半透明パンツの真の目的を理解していない。赤面したのは、穿いても中が丸見えの透明パンツに羞恥を煽られたからだろうか。

 春田が一気にパンティを引きあげた。パンティといっても、よく見るとブルーマーに近い。優雅な太腿に生ゴム特有の弾力でぴっちり縁が食いこみ、上部の縁は、くびれたウエストをキュッと締めつけて固定されている。そして腰を覆う部分はたっぷりとしたゆとりがとってあり、相当の量の液体が入っても収容可能な空間があった。
「早く、おトイレに……」

「別冊SMファン1976年7月号」p.311、第4節

 太腿とウエストにぴっちりと食い込んで液漏れを防ぐとともに、その中間には空間的ゆとりがあって「相当の量の液体が入っても収容可能」なブルマー状のゴムパンツ。浣腸の後でそんなものを穿かされた時点で、これから何が起こるのかはわかりそうなものだが、この期に及んで「早く、おトイレに……」と哀願する真城子の天然ぶりが痛々しい。もちろん「これをはいたら、トイレなんかいく必要はない」と撥ねつけられて一巻の終わり。

 異様な音が部屋に響いた。
 薄いゴムを透してはっきり見えていた恥毛の翳りが、あっという間に蒸気にかき消され、汚濁した液体がみるみるパンティの中に充満していく。

「別冊SMファン1976年7月号」p.311、第4節

 透明なパンツだから穿いていても恥毛は見えていたわけだが、真城子の尻が決壊した途端に「蒸気にかき消され」たとなっていて、排泄物の温度と湿度の印象が生々しい。
 そんな生温い濁液に下腹が浸されるだけでも常軌を逸した不快さなのに、それが透明なゴム越しに鑑賞され録画されることで、さらに羞恥心が貶められている。

 本作のような着衣排泄責めは蘭作品に例が少ない。類似の場面としては、スパッツ状の密着パンツを穿かされて下着の中に排便しながら地唄舞を踊らされる『悪魔のようにもう一度』(叶美緒・大学二年生)の結末部があるが、その場面も本作と同様に、単行本では省略されてしまっている。

5. 第5節(単行本第4節)
 一週間後の呼び出しの場面で、春田が真城子を脅迫する科白が省略されている。浣腸責めの場面を削除したことと辻褄を合わせるための修正である。

「羞しがることはないだろう? 一週間前、なにもかも見せたくせに。そうそう、例の8ミリが焼き上っているんだ。映写してあげようか?」
「それだけは、かんにんしてください……」
「バッチイやつを腰のまわりにダブダブさせてよ、とても見られた図じゃなかったもんねえ」
「おっしゃらないで……」
「また、あれをやってもらいたいのかい?」
「おねがいです。もういじめないでください」

「別冊SMファン1976年7月号」p.312、第5節

「恥ずかしがることはないだろう? 一週間前、なにもかも見せたくせに。また、あれをやってもらいたいのかい?」
「おねがいです。もういじめないでください」

サラブックス版、第4節

 単行本では浣腸責めをしていないことになっているので、「例の8ミリ」が存在しない。「バッチイやつを腰のまわりにダブダブ」という表現が、羞恥責めの過酷さを窺わせている。また、雑誌版を読めば「また、あれをやってもらいたい」の「あれ」がゴムパンツ排泄のことだとわかるが、単行本ではこの点が曖昧になってしまっている。

6. 第6節(単行本第5節)
 芋虫拘束のまま口淫を強いられる結末近くで、わずかだが削除された語句がある。

 そっと吐息を吹きかけ、唇だけで軽くマッサージするように愛撫するのだった。
 そして次々に、男に仕込まれたテクニックを正確に演じつつ、男の肉体に精気を吹きこんでいくのである。

「別冊SMファン1976年7月号」p.319、第6節

 そっと吐息を吹きかけ、唇だけで軽くマッサージするように愛撫するのだった。そして男の肉体に精気を吹きこんでいくのである。
サラブックス版、第5節

「男に仕込まれたテクニックを正確に演じつつ」が省略され、段落が一つに併合されている。ストーリー展開に影響はない。

7. 第6節末尾(単行本第5節末尾)
 雑誌版では真城子が芋虫拘束のまま後背位で犯されて終わりだが、単行本ではその直後にアヌス責めが始まる。そして1ページていどの描写ののち、肛姦での絶頂をもって結末となる。

(ああ、真城子、ほんとに春田先生の奴隷になっていくみたい‥)
 すっかり暗くなった部屋の中で、白い天女を黒い悪魔が責め続ける。

「別冊SMファン1976年7月号」p.319、第6節末尾

(ああ、わたし、ほんとうに春田先生の奴隷になっていくみたい……)
 すっかり暗くなった部屋のなかで、白い天女を黒い悪魔が責めつづける。
「よし、きょうはご褒美に、こっちのほうも可愛がってあげような」
 いつのまにか、たっぷりとコールドクリームをすくいあげた春田の指先が、真城子のアヌスにぬるりとすべりこみ、小さな蕾を押し広げるようにぐいぐいと責めはじめた。
(…後略…)

サラブックス版、第5節

 浣腸責めが削除されたことと合わせて考えると、単行本では、アヌスへの責めを物語の締めくくりにもってこようとした修正意図が窺える。
 また、掲載誌の誌面を参照すると最終ページが紙幅ぎりぎりまで使われており、「(……)責め続ける。」という結語にも尻切れとんぼな印象がある。もしかすると、雑誌掲載時には字数の制約で中途半端な終わり方をせざるを得なかったため、単行本化にあたって加筆したということかもしれない。

あらすじ紹介の構成

 当サイトはサラブックス版を典拠とするが、削除された雑誌版の第4節を取り入れてあらすじを追加した。また、単行本にしか存在しない結末の肛姦部分は、あるものとして残した。
その結果、それぞれの節の対応は次のとおりとなる。(2025-11-08)

DB上の区分 雑誌版 単行本 注記
【001】 第1節 第1節
【002】 第2節 第2節
【003】 第3節 第3節
【004】 第4節 雑誌版に準拠(着衣排泄)
【005】 第5節 第4節
【006】 第6節 第5節 単行本末尾(肛姦場面)を含める

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