荒淫をきわめて伸びきった若い恋人たちは一本のフックに爪先立ちに吊るされて、肌と肌を密着させて羞恥に悶えながら裸身を交互に鞭打たれ舞い躍る。爛れた淫虐のさなかに秘密警察からの伝言がもたらされ、それを受けに行ったマキの戻りが遅いことをいぶかった総統の前に、総統の権力を簒奪した貴族評議会が差し向けた武装親衛隊が立ちはだかって私邸謹慎を求める。秘密警察長官や親衛隊指令らをも引き込んだクーデターの、あまりにもあっけない成功であった。三人の性奴隷たちを残してすべての臣下を奪われた総統は、滑稽なまでのおのが無力さに哄笑を爆ぜさせながら、死の時まで快楽をむさぼりつくす覚悟を固める。 秘密警察の取調室では、逮捕されたマキが全裸で拷問椅子に拘束されて凄惨な訊問を受けていた。女の急所のいたるところに電極を取りつけられ、送り込まれる残酷な電撃に絶叫しつつ女体を痙攣させて失禁と失神を繰り返すマキ。好色な眼で取り巻く男たちに囲まれ肉体をボロボロにされていきながら、マキは凌辱の果ての死を覚悟する。 |
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