処女のプライドを徹底的に穢し尽くされたみどりは、その日ようやく解放されてからも、道代の慰めにも応じようとはしなかった。心の張りを失って空虚な数日を過ごしたのち、みどりはひとり北陸へ旅立ち、閑散期の観光地を通って日本海を見晴らす断崖の頂上へと赴く。だが自然の圧倒的な風景に恐怖を覚えて立ちすくむみどりは、そこに竜也の姿を見て気を失う。目覚めたとき、下半身を剥き出しにされたみどりは海に向かって背面座位で竜也に犯されていた。恐怖のなかにも情感を昂ぶらせた、つながったまま竜也と向かい合わせになって激しく悦びを極めるみどり。竜也のレンタカーで連れ戻される途中、道代の連絡を受けてみどりを追ってきたいきさつを聞かされながら、みどりは二度と竜也から逃れられない予感におののいていた。 |
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