ちぐさ文学館

場面
強いられた兄妹相姦 [ 4-12 〜 4-13 ]

<10>強いられた兄妹相姦
『姦のカーニバル』 <<前へ 次へ>>
 いやがって泣き叫び哀願する兄妹をよそに徳麿は残忍さをつのらせる。電気鞭を当てられて床に昏倒した兄のもとに、恨みの言葉も押し伏せられた妹が後ろ手の縄尻を曳かれて泣きながら追い立てられてくる。電気鞭に追われて仰向けの兄をまたいだ妹の、無残にも美しい被虐の裸形を眼にして屹立を遂げる良輔の怒張。腰に当てられる冷酷な電気鞭の力に屈して、早苗は汚辱と羞恥に悶え泣きながら兄の怒張の上に腰を沈めていく。慟哭を噴いて背徳の肉のつながりを遂げ、おぞましさと快感で汗まみれになった兄妹は、電流に追いたてられるままに腰を動かして快楽の錯乱に追い上げられてゆく。絶頂の寸前で引き止められて気をやることを許されぬまま、早苗が禁断の肉交に喘ぐ恥辱の姿態を果てしなく曝され続けているとき、生贄たちの財産を処分する所用で不在だった黒木修平が首尾を報告のために戻る。修平の提案で良輔と妹の情交を見せつけるために雅美が呼ばれるが、雅美は何者かによって絞首台にかけられ死んでいるのが発見される。
 
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