ちぐさ文学館

場面
英子の犠牲 [ 5-6 〜 6-1 ]

<08>英子の犠牲
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 かおるを送り返した恭平は英子を呼び出し、二人の関係を知る者に弱みを握られて脅迫されたと偽って、その男のなぶりものになることを英子に懇請する。屈辱と諦念に打ちひしがれた末に、可憐な女子高生は悲壮な決意とともに人身御供を受け入れる。
 日曜の夜に夢殿の一室に連れ込まれた英子は、恭平の手で服を脱がされ、後ろ手縛りの縄で剥き出しの乳ぶさを絞り上げられる。剃毛された下腹を覆う純白のパンティだけを残した姿で丸柱に立ち縛りにされ、愛する恭平と別れの口づけを交わす英子。期待にはやって部屋を訪れた岩倉と入れ替わりに恭平は立ち去り、ひとり残された英子はいやらしい中年男の視線に緊縛の半裸を曝して羞じ悶える。親子ほど年の離れた男に卑猥な言葉で揶揄されて、恐怖と羞恥にうなだれる高校三年の裸の美少女にとって、おぞましい玩弄の夜が始まろうとしていた。
 
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原作品の著作権は千草忠夫氏に帰属します。 Copyright(C) 2005-2006 イナギ