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『凌辱学習塾』 |
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夜半を過ぎて帰宅した香枝は、翌朝、心配と疑念の眼を向ける奈保子の前でかろうじて冷静さを取り繕いながらも、女体の芯に残る激しい凌辱の名残りに苛まれていた。奈保子は姉の言い訳を信じるいっぽう、解雇を免れて出勤した恭平の態度がいつになくそっけないことの真の理由を知るすべもない。疲労に打ちひしがれ暗澹とする香枝の塾長室に恭平が現れ、動転して口をきくこともできない香枝に次の日曜の呼び出しを指示する。恭平に握られた汚辱の鎖から逃れるすべのないことを思って、美しい塾長はいつまでも呆然としていた。 |
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