ちぐさ文学館

場面
理恵玩弄 [ 9-1 〜 9-4 ]

<42>理恵玩弄
『嬲獣』 <<前へ 次へ>>
 一週間後、観念して赤坂の待合の奥座敷に呼び出された理恵夫人は、田所のほかにもう一人の男の姿を認めて当惑する。元金の肩代わりを申し出られたうえ娘の身を楯に取られた美しい未亡人は、ついに二人の男に身を委ねることを受け入れる。羞じらい悶える理恵夫人は盛装した着物を二人がかりで剥かれ、湯文字一枚の裸身を後ろ手に緊縛されて立ち吊りにされる。悲痛なむせび泣きのうちに湯文字とパンティをむしり取られ、明かりの下に一糸まとわぬ成熟した女体を曝し上げられる理恵。男たちの卑猥な愛撫に泣き叫ぶ美夫人は左右から足首を引かれて開脚で固定され、死ぬほどの羞じらいに嗚咽してうなだれる。田所の手にした羽根で女の急所の敏感な肉をくすぐりまわされて、理恵は快感に呻きながら白い腹を痙攣させる。表川は理恵の泣き顔に百合子の面影を重ねつつ、淫虐な運命に堕ちた人妻の哀れな身悶えを楽しみ唇を奪う。田所の愛撫に曝されて汗まみれにうねる理恵の濡れそぼつ秘肉に、表川の手にした張形が押し込まれていく。耐えきれぬ快美に熟れた肉をわななかせながらのたうつ理恵は、張形の挿入を求める浅ましい懇願を口にすると同時に田所の指でアヌスを抉られて肉欲の極まりに悶絶する。立ったままがっくりとうなだれた美夫人は、昂ぶった肉に埋め込まれたままの張形と指を前後からさらに擦り合わされて、休む間もなく再び激しく昇りつめる。
 
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