ちぐさ文学館

場面
小太郎凌辱 [ 24-5 〜 25-7 ]

<29>小太郎凌辱
『くらやみ男爵』 <<前へ 次へ>>
 林と女将がその場を辞したあと男爵と竜二郎が連れだって奥の間に入ると、そこには青年将校たちの情婦で赤坂の一流芸者の小太郎が床柱の根元に後ろ手にくくられ、猿轡の上からのぞく瞳に激しい気性を宿して二人を睨みつけていた。大金で買われた屈辱に罵倒の言葉を吐く小太郎を俯伏せに布団に転がして両脚を拡げて縛りつけた男爵と竜二郎は、暴れ抜く体から着物をむしり取られ、腰巻一枚にされた裸身を後ろ手にくくられ乳ぶさを絞り上げられる。背中から尻を淫らに撫でさすられ、哀れな悲鳴を噴きこぼして屈辱の玩弄に耐える小太郎は、腰巻を剥がれて全裸にされたうえ、股間を割り拡げられて剥き出しの女性器を明かりの下にさらけ出す。恥辱に慄える素肌をなぶりまわされ肉芽を責めたてられて、口惜し泣きを放ちつつ官能を引きずり出されていく鉄火芸者の女体。剥き出しの尻を笞で打たれながら尻の穴を揉みほぐされ指を差し込まれる小太郎は、汚辱の嗚咽を噴いて泣きわめく。俯伏せのまま両脚を曲げて太腿をMの字に縛りつけられ、淫薬を尻の穴に塗り込められて衝き上げる肉の刺戟にこらえきれずわめきたてる小太郎のアヌスを、男爵は後ろから強引に貫いていく。生まれて初めての信じられぬ汚辱に絶叫する美人芸者の尻を奥まで貫いた男爵は、快感と苦痛によだれを垂らして呻きのたうつ女体を激しくゆさぶりたててたちまち絶頂を極めさせ、凄まじい刺戟に痙攣して繰り返し昇りつめながら弱々しく泣きじゃくる女肉をさらに責め続ける。尻を貫かれたまま上体を起こされ浅ましい串刺しの裸形を曝した小太郎は、苛酷な突き上げと脅しに強いられるまま口を開いて、突きつけられた竜二郎の怒張を咥えて息も絶えだえに舐めしゃぶる。二人の男がようやく離れたのも束の間、布団に仰向けに投げ出された小太郎ははだけられた股の奥を竜二郎の怒張で貫かれて、強靱な抽送に愉悦の呻きを噴いてのたうちまわる。性の快楽に屈した生身の女体を淫らに痙攣させながらよがり歔きに悶え抜いた矜り高い軍国芸者は、情婦の敵である憎い男の剛直を秘肉に咥えたまま凄まじい絶頂を極めてのけぞる。惨めな敗北を曝した女体は弱々しく喘ぐ口に男爵の怒張を押し込まれ、上下から揺さぶられつつまたも悦びをきわめて竜二郎の精を注ぎ込まれる。失神した体をさらに男爵に犯されたうえ、朦朧となって開いた口の中に精をぶち撒けられた小太郎は、白濁にまみれたボロ屑のような女体を座敷に置き去りにされたのだった。
 数日後、赤坂の売れっ子軍国芸者は須黒男爵邸の門前で喉を突いて自害した。
 
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