ちぐさ文学館

場面
荒淫旅行 [ 2-2 〜 2-7 ]

<02>荒淫旅行
『肉の迷宮』 <<前へ 次へ>>
 夫が出張で留守にしている初夏のある日、妙子は伸介とともに海辺の温泉へと不倫旅行に発つ。海を見降ろす贅沢な宿屋に部屋をとり、後ろめたい昂ぶりに情念の火を燃やす美人妻。部屋に付属した露天風呂を使っている妙子のところに全裸の伸介が踏み込み、羞じらってもがく人妻を抱きしめ愛玩する。湯舟の縁に掛けた伸介の腰にまたがってつながり合った妙子は、背徳の愛の言葉を口にしながら腰をふってよがり歔き、汗まみれの女体を痙攣させて肉の悦びに痙攣する。
 夕食後、妙子は明るい部屋で伸介に抱きすくめられ、浴衣の下の素肌を撫でまわされて羞恥に悶える。床の中に隠れた妙子を伸介は押し伏せて浴衣を剥ぎ取り、妙子の両手首を細帯で縛って頭上に固定する。パンティ一枚の裸身を隠すこともできない妙子は部屋の明かりに曝されながらパンティを剥き下げられ、艶やかな繊毛をたたえた下腹を担ぎ上げられて秘肉を玩味される。伸介の舌に肉芽を吸われ、汗まみれの裸身を痙攣させて悦びの悲鳴を放つ熟れた人妻の女体。伸介の怒張を口元に突きつけられた妙子は汚辱に泣きながら肉塊を咥え、惨めな奉仕にすすり泣きつつ情感を昂ぶらせていった。繰り返し絶頂に突き上げられたあげくに精を注ぎ込まれて失神した荒淫の夜が明けた朝、クタクタになった体で目覚めた妙子は伸介との肉の絆を逃れがたく意識する。朝の光の中に全裸を曝した妙子は伸介の腰にまたがって、肉の愉悦に衝かれるまま腰を振りたてよがり歔く。激しく絶頂を極めた妙子は浴室に連れ込まれ、おのが愛液に濡れそぼつ怒張を口に咥えて奉仕させられながら従順の度を深めていった。
 
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