ちぐさ文学館

場面
破局 [ 14-6 〜 14-8 ]

<31>破局
『贄の花』 <<前へ 次へ>>
 その日の午後、土井蔵吉の訪問が破滅のきっかけを作った。千鶴への思慕に衝かれるまま、鱗一郎の前で千鶴の身売りを暴露したうえ鱗一郎と千鶴の許されぬ関係をも得々とあげつらう蔵吉。逆上した鱗一郎が振るった刀は誤って千鶴の体を貫いた。地下の座敷の世津子の前で、愛する妹に惜別の口づけを与えてとどめを刺す鱗一郎。千鶴の道連れに世津子が斬られようとしていたとき、蔵吉の通報を受けて邸に踏み込んだ刑事がついに地下室を発見する。鱗一郎は愛刀で自らの首を貫いて果てた。
 半年が過ぎて時は春、新たな所有者・土井蔵吉によって公開された鬼川邸は、先日の当主兄妹心中事件のために人気を呼んでいた。事件を表沙汰にしたがらなかった被害者側の意向によって訴追をまぬかれ、今は邸の入邸料徴収係として働く八十平は、世津子が鱗一郎のために邸を訪れる日を、確信とともに待ち続けていた。
 
千鶴 令嬢・OL 21歳 自由意思型 処女 勝気
剥衣 愛撫 緊縛 強姦 磔刑 撮影 張形 吊刑 監禁 破瓜 剃毛 絶頂 後背 服従 鞭打 排泄 座位 荒淫 輪姦 拷問 環視 近親 菊門 口淫 刻印
 シチュエーション:-

『贄の花』 <<前へ 次へ>>
ちぐさ文学館 - 贄の花 - <31>破局
原作品の著作権は千草忠夫氏に帰属します。 Copyright(C) 2005-2006 イナギ