【年末】年の暮れのある夜、彦太郎は百代と久美との激しい愛欲の痴戯が老体にたたって急逝した。五百人の会葬者を集めた盛大な葬儀の場に何食わぬ顔で入り込んだ修平と長さんは、遺族として顔を並べた福永家の一同の前に姿を現して女たちの動揺を楽しむ。すでに自分たちの軍門に下った三人の女たちの白い裸体を喪服の下に想像しながら、二人は最後に残った無垢な生贄・えり子のセーラー服姿に欲望をつのらせる。ふいに日常世界に現れた凌辱者たちの姿に怯えおののく千尋と久美をよそに、百代は深い感傷もなく福永家の末路に胸躍らせていた。 男たちの出現に動揺した真由美が屈辱の記憶に苛まれながら自室で酔っているところに武彦が訪れ、欲望を剥き出しにして真由美に迫る。黒木邸の地下室で見せつけられた姉の凄艶な裸形と強いられた相姦の経験によって邪欲を煽られた武彦は、悲鳴をあげて暴れる勝ち気な姉を押し伏せて衣服を剥ぎ取り、全裸を後ろ手に拘束して全頭マスクと首輪を嵌める。あらがいの気力を失った真由美はゴムチューブでくびり上げられた乳ぶさを鞭でしばかれる激痛に泣きながら弟の暴虐に屈服し、ベッドの前の床に正座したまま武彦の怒張をしゃぶらされる。被虐の奉仕へと身を委ねていく真由美の姿に昂ぶった武彦は、ベッドに転がした姉の股間に猛る怒張を荒々しく突き立てていった。 |
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