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『蒼眸の悪魔』 |
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父の十月の海外出張が、義母の志乃を襲撃するチャンスを哲哉にもたらす。中学生時代に父との愛戯のビデオを覗き見てサディストの血に目覚めた哲哉にとって、畏れにも似たあこがれを抱いてきた志乃の肉体こそが最後の目標だったのだ。睦は哲哉の抱く野心に戦慄しながらも、言われるままに催眠剤を手に入れることを承諾する。十月下旬、哲哉が仕組んで演じたかおるに対する暴行事件により学校に呼び出された志乃は、義理の息子を説服するため哲哉の独り暮らしのマンションに赴く。哲哉のよそよそしさに戸惑いながらも母の務めを果たそうとした志乃は、催眠剤入りのコーヒーを飲まされて眠りに落ちた。 |
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