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おさな妾

妾暮らしの悲運のなかに純情な恋を育む可憐な女子高生。男の嗜虐に散った汚辱の経験が美少女を皮肉な再会へと導く。

 
 秋海棠を思わせる高校二年の美少女・太田久美子が隠し持つ夜の顔……。それは、建築業者・広谷大吉の情婦として雪白の裸身を捧げるおさな妾の姿であった。上級生の佳彦との純情な恋に身を灼くセーラー服の似合う女子高生は、家に帰ると、ネグリジェをまとって大吉との性戯にふける娼婦へと変身するのだ。
 事業に行き詰まった大吉の苦境が薄倖の美少女を悲痛な運命に翻弄する。何も知らぬまま融資の見返りに売り渡され、嗜虐に猛る男のなぶりものにされてアヌスの処女を散らした美少女。だがその男が恋人の父だと知ったとき、久美子の心に芽生える悪意。息子の恋人として木島と再会した久美子は、何も言わずに稚い美貌に微笑みを浮かべるのだった。
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文献
おさな妾 :当サイト典拠
(『痴獄』所収,日本出版社,1985年)

登場人物

女子高生 16〜17歳 脅迫呼出型
処女 勝気
おおた くみこ: 広谷大吉に囲われている高校二年生の美少女。同じ高校の三年生木島佳彦と恋人。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
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場面構成

おさな妾 久美子
[01]女子高生おさな妾 [ 1 〜 3 ] 久美子
[02]嗜虐の生贄 [ 4 〜 6 ] 久美子
[03]美少女の悪意 [ 7 〜 9 ] 久美子
 セーラー服の映える高校二年の美少女・太田久美子の私生活には、高校入学以来、母の愛人だった建築業者・広谷大吉の妾にされているという秘密があった。学校から帰ったばかりの体を風呂で清め、ネグリジェをまとって、中年男の前にかしずく久美子。大吉に愛撫されながら少女らしからぬ情感に昂ぶった久美子は、後ろ手に縛られた体を大吉の怒張の前に伏せて、娼婦の愛技にふけっていく。
 悲運に身を委ねながらも、久美子は通学中に知り合った同じ高校の上級生・木島佳彦との淡い純情な恋に身を焦がせていた。しかし、写真のなかで微笑む青年に向かって切ない愛を告白する優しい美少女は、融資を受ける見返りとして大吉が好色な銀行役員に自分のおさな妾を差し出そうとしていたことをまだ知らない。
[ 1 〜 3 ]
 数日後、学校から戻ったセーラー服姿のままで大吉に連れ出された久美子は、旅館の一室に連れ込まれて制服姿を縛られ猿轡をされて床柱に磔にされる。不審な態度のまま姿を消した大吉に代わって部屋に入ってきたのは、融資の見返りに大吉から久美子の肉体を提供された銀行役員の木島だった。木島は嫌悪に泣き叫ぶ久美子の体から制服を引き裂いて裸に剥き、嗜虐欲にまかせて苛む。竹棒の両端に脚を縛りつけられたまま、大きく開いた股の間の肉芽をなぶられて強いられた快楽の汚辱に泣きむせぶ女子高生。磔から降ろされた久美子は張形を使ってオナニーをさせられながら木島の怒張を咥えさせられ、白濁を喉に射込まれる。すべてが終わったとき、久美子は、緊縛されて浣腸・排泄の責め苦を受けアヌスの処女を奪われてボロボロになった血まみれの体を横たえていた。悔恨に詫びる大吉の口から木島の名を知った久美子は、それが愛する佳彦の父と知って絶望に打ちのめされる。
[ 4 〜 6 ]
 何も知らぬ佳彦からラブレターを受け取った久美子はその一途な愛を受け入れ、佳彦の誕生パーティーへの招待を承諾する。高級住宅地に住む佳彦の家で、上品な母親に歓迎される久美子。二人きりになった部屋で佳彦の口づけを受けた久美子は幸福に陶然としながら自ら制服を脱ぎ、雪白の美身を恋人に与える。やがて帰宅した父の前に佳彦の恋人として紹介された久美子は、狼狽のあまり声を失う木島の表情を見ながら、うっすらと笑みを浮かべてみせるのだった。
[ 7 〜 9 ]
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