岩倉からの次の呼び出しのとき香枝は「夢殿」へと連れ込まれ、恭平が使ったよりもはるかに豪華なプレイルームで、裸になって岩倉と二人でシャワーを浴びながら怒張を握りしめて奉仕する。完全な屈服を遂げて従順になった香枝を、岩倉は「夢殿」出資者の特権として許された覗き部屋へと連れていく。情欲をむさぼる男女の痴態をマジックミラー越しに次々と見せられて衝撃を受ける香枝。最後の小部屋に引き込まれて猿轡を噛まされた香枝の前で、覗き窓の向こうに現れたのは、ベッドに掛けた恭平の股間に後ろ手縛りの全裸を跪かせて口淫に励んでいる妹の奈保子の姿であった。驚愕に眼を瞠る香枝は、岩倉の邪悪な欲望が奈保子にまで及ぼうとしていることを悟って恐怖におののく。恭平に縄尻を曳かれ門字柱に吊られて開脚で固定された奈保子の裸身を見て、香枝の胸中に恭平への憎しみがつのる。秘肉を責められて淫らな嬌声をあげる妹の痴態を眼にして忿辱の思いに身悶えながら、岩倉のいたぶりを受ける香枝の裸体もまた股間を濡らして崩れていく。