半年後の春、孝子は奴隷の期間を終えて夫との生活に戻り、絵美は大学に通いながらシャトオの娼婦を務めていた。規子のことを忘れられずにシャトオを支配する兵頭純之介への敵愾心を募らせて心浮かぬ日々を送る元は、ある日、兵頭が半年前のオークションで競り落とした美少女・小里ミチをシャトオに連れ込むのを目撃する。ミチは兵頭の後押しによって人気アイドル歌手となっていた。ハンターの禁を破ってプレイルームの隣の覗き部屋に忍び込んだ元は、柱に立ち縛りにされて兵頭の愛撫に悶えるミチが、芸能界デビューとともに転校させられた元の女子高校のセーラー服を着せられているのを見る。元の覗きの現場を押さえて連れ出したボスは、孫娘と同じ制服をミチに着せていたぶる兵頭の情欲の真の対象をほのめかしたうえ、規子の夫を海外出張へと送り込んだ兵頭が胸中に抱いている淫虐な策謀を示唆する。一介のスレイブ・ハンターにとって、兵頭純之介の権勢に対抗する絶好の機会が訪れようとしていることを元は知る。