見張りを立てて緊迫した一夜を過ごした藤城たちは、翌朝の朝食を用意するときになってはじめて、飲み水を貯めておいたタンクが残らず奪われているのを知って愕然とする。幸子の出現に気を取られていた隙の犯行と知った藤城は、幸子がグルと確信するとともに佐伯たちの狡猾さに打ちのめされる。男たちの淫虐な目的を悟った藤城が森下とともにアルバトロス三世号の偵察に赴くと、そこでは、砂浜にうち立てられた杭に全裸後ろ手にくくりつけられた幸子の隣で、佐伯と戸田がさらに二本の杭を立てようとしているところであった。直射日光に炙られて呻吟する幸子の姿から、残り二本の杭が意味するところを悟って憤激する藤城。佐伯と戸田は奪った水を飲みながら、汗を噴く幸子の裸身を二人がかりで嬲りまわし舐め尽くす。幸子の片脚を持ち上げて、立ったまま犯しながら女を絶頂に突きあげていく佐伯の行為を、藤城と森下は固唾を呑んで見守る。藤城たちの存在に気づいた戸田は語りかけ、藤城が翌日に手配しておいたヘリコプターの迎えを船の無線で変更させたことを告げながら、二人の女を差し出すことを要求するのだった。