あかねは枕を左腕に抱きしめ、シーツに火照った頬をこすりつけながら、呻くようにボーイフレンドの名を口にして、ゆっくり右手の中指を動かしはじめる。
両親の反対を押し切って都会の会社社長・稲村隆一と数年前に結婚した姉みどりの家に大学入試準備のために寄寓している女子高生あかねは、入試を直前に控えながら夜ごとに漏れ聞こえてくる姉夫婦の痴戯の声に悩まされ、まだ処女の股間に疼くものを感じてオナニーにふけっていた。深夜にトイレに立ったあかねが姉夫婦の寝室のわずかに開いた隙間から覗き見たのは、縄で緊縛されてバイブで責めたてられる姿を鏡に見せつけられながら絶頂を極めていく姉の痴態。ドアの隙間が稲村の企みだとも知らず、欲情に衝かれたあかねはさらにオナニーにふけっていく。
いつしか、あかねの右手はパンティの下に伸び、熱いたぎりを、ゆっくり掻きまぜていた。
そのころ姉夫婦の留守を預かったあかねは、それが稲村の狙いとも知らずに、渡された鍵束を使って夫婦の寝室に忍び込んでいた。稲村がみどりを欺して凌辱調教していった過程を詳細に記録した写真とテープを見出して愕然としながらも、姉の被虐写真に昂ぶりをこらえきれないあかねは衝き上がる欲情に身を任せてパンティの下に自慰の手を伸ばしていく。
責めの後の体をクラブの浴室で愛玩されていたみどりが妹に対する稲村の欲望を思いとどまらせようと懇願するのに対して、稲村は、家の寝室に電話をかけてあかねの行状を探るよう提案する。かかってきた電話に寝室の外からでは間に合わないはずの早さで受話器をとったとき、あかねの運命は決まった。
痴呆のように開いた唇の奥から呻きを洩らしながら、あかねはガックリ首を折って、消えてゆく苦痛の後におとずれる、甘痒ゆい感覚を味わった。
帰宅した稲村はあかねの覗き見を追及し、ロープを見て狼狽するあかねを打擲する。両手首に手錠を掛けられて夫婦の寝室に引きずり込まれたあかねは、天井から吊られた体を三面鏡に映し出されて、覗き見の罪を厳しく問責されながら服を剥かれていく。パンティを引き下げられ、濡れそぼったティッシュをはさんだままの股間を晒しものにされる羞恥地獄にのたうつ女子高生の処女。罰として剥き出しの尻を鞭打たれたあかねはマゾの官能を目覚めさせられ、股間をしとどに濡らしてゆく。屈服のよがり歔きを放つ妹の前に緊縛された全裸の姉が引き出され、破瓜の儀式を前に姉妹は涙の眼を交わし合うのだった。