ちぐさ文学館

シチュエーション
くすぐり責め

羽根ぼうきや筆などで素肌を撫でまわす。
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綾部 美香 [ 女子大生 / 18歳 / 長期監禁型 ] - 『快楽病棟』<15>処女姫快楽崩壊
 天井から吊られ開脚立ちにされて、乳ぶさを愛撫されながら無防備なクリトリスに羽根責めを受けて処女のまま絶頂を極める。
   それを敏江が見逃すはずはなかった。羽根の先端を、ようやく色づき始め喘ぐような顫えをあらわにのぞかせ始めた、処女の繊細な秘唇にそって、そっと動かしたのだ。
「ヒイーッ」
 美香は下肢をピンと張り、ふくらはぎから爪先をブルブル顫わせつつ、弓なりにのけぞった。柔らかな丘をくるむ飾り毛さえ、その感覚にそそけ立つかと見えた。
「やめてェ……おねがい……そんなことだけは、やめて……」
 腰を右に左に揺さぶりながら、美香はおびえた眼で敏江の手にした羽根を追う。そして、それがねらいを定めてさしのべられると、触れぬ先から、ヒイー――とばかりのどを絞る。
(…中略…)
 羽根が触れるたびに電気にでも打たれたように、ヒクッ、ヒクッとうごめいた腰は、その動きを次第にねっとりとからみつくような動きに変え、雪のような内股を透けるばかりに汗で濡らしつつ、うっすら閉じ合わせられた秘唇を、しっとりふくらませ始めたのだ。
 そこを羽根が這うごとに秘唇は顫え、ふと薄い合わせ目からねっとり光るものをにじみ出したりする。
 それはあたかも夜のとばりが暁の光で破られるのに似ていた。閉ざされた処女の肉体が迎えるほのぼのとした夜明けとでもいおうか。
 美香は何度となく下肢を閉じようとするのだが、そのたびに愛らしい膝小僧をおののかせるだけで、しまいにはそうしようとする努力さえ放棄したかに見えた。
「いやあ……いやあ……」
 むずがるような甘えた声を絶えずあげながら、なよなよと腰を揺らめかす。処女が気分を出して、羞じらいつつ乗せられてゆくさまはめくるめくばかりに悩ましい。

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