爪先が床を離れるまで宙に吊られる。 | ||
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水上 李里 [ 女子高生 / 15歳 / 長期監禁型 ] - 『プリアポスの神』<06>破瓜の淫ら罠 どことも知れぬ地下室に連れ込まれ、セーラー服姿の両手を吊り上げられて脅される。 | |
(これからそちらに行くけれど、わたしのことを見て怖がったりいやがったりして暴れさえしなければ、すぐ鎖から降ろしてあげる。もしその逆だったら……)
不意に鎖がきしんだと思うとグンと李里の両腕が引き伸ばされソックスはだしの爪先が赤いカーペット敷きの床を離れた。宙吊りにされた李里はピンピン爪先を跳ねまわらせながら悲鳴をほとばしらせた。眼の前のカーテンが音もなく左右に分かれて奥から現われた大きな鏡がその姿をあからさまに映し出す。 「ヒィーッ……お、降ろして……降ろしてッ……い、いやがったりは、しません、から……」 腕の根がもげそうな苦痛に負けて李里は泣き声をあげた。 「その言葉を忘れるんじゃないよ、いいね?」 鎖がゆるめられ、李里はホッと息をついた。 といっても恐怖が去ったわけではなかった。 思春期の少女は常に処女破瓜の恐怖とひそかな期待のアンビバレントな気持ちに揺れている。あの幻聴がその秘めやかな期待を揺り動かして李里をここまで連れて来たとしても、それがいざ現実のものとなり、このように囚われの身となってみれば、それは恐怖に変わらずにはいない。いかにいやがるな怖がるなと言われたって、それは無理というものだ。 李里はこみ上がる顫えを歯を食いしばってこらえ、高鳴る動悸とに胸を喘がせながら、「男」の現われるのを待った。ああ、李里はこの室内のくまない明るさをどれほど呪わしく思ったことだろう―― |
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