穢し尽くされた瑤子は絵美の手で剃毛され、屈辱に泣きわめきながら無毛の女体へと堕とされた。良道は蝋燭だけを灯した納骨堂で、柳子と絵美、そして瑤子を丸裸で柱を背負った立ち縛りにする。裸身をくまなく曝したまま猿轡を噛まされ恥辱にうなだれる女たちを残して、良道は招いておいた竹原老人を迎えに出る。新しい女を探り当てる遊びと称して、眼隠しさせたまま老人に女たちの裸形をなぶりまわらせることが、良道の復讐のたくらみであった。淫虐な父の悪行を聞かされたうえ、実の父に素肌を玩弄されるという血も凍る恥辱を前にしてがっくりとうなだれる瑤子。老人の愛娘に禁断の辱めを与えようとする良道もまた、老人が良道の母をなぶりものにして生ませた実の子であることを、寺に住む老いたおしん婆さんだけが知っているのだった。 |
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