ちぐさ文学館

場面
囚われの処女贄 [ 5-4 〜 5-8 ]

<11>囚われの処女贄
『悶え火』 <<前へ 次へ>>
 受験の冬が近づいても、撮られたヌード写真で脅されて逃れるすべもない安芸子は、玲子のアパートに呼び出されてはゴリたちのなぐさみものにされる毎日へと転落していった。美少女をまんまと罠にはめた和田玲子ことよし子は、女主人・関杏子の秘密クラブの私室へと安芸子を連れ出す。仕組まれた罠にようやく気づいても逆らうこともできない安芸子は、全裸を命じられて首縄・胸縄・股縄で奴隷姿に緊縛される惨めさに嗚咽する。椅子に掛けた杏子は股間に安芸子の顔を押しつけさせて奉仕を強要し、日高英一の義妹の淫らな屈服姿に昂ぶりをつのらせる。ゴリとミッキーの怒張を口に押しこまれて精を嚥下させられた汚辱の記憶を甦らせる安芸子。残酷な運命の暗転にうなだれすすり泣く才媛女子高生の白い処女肉の前に、醜貌の黒人スター・サミーが呼び出されて現れる。恐怖に悲鳴をあげて抗う美少女は泣き叫びながら門型のパイプスタンドに後ろ手を吊られ、脚を拡げて固定され人の字の磔姿を曝した。乳ぶさをよし子に、股間をサミーに、二人がかりの巧みな快楽責めで追い上げられた安芸子は、服従を誓わされ、快美の極まりに反り返って痙攣する瞬間の表情を杏子に曝しあげられる。処女のまま壮絶な絶頂を極めた羞恥に首を垂れる安芸子は吊りから降ろされて跪かされ、鞭で脅されながらサミーの巨大な怒張を咥えさせられていった。
 数日後、杏子は英一に電話をかけ、なぶりものにできる女子高生が手に入ったと告げる。こうして、樋口から英一の裏切りを知っていた杏子によりひそかに仕組まれてきた、英一への酸鼻な復讐の罠が動き出す。美しくも残酷な女主人が支配する性の魔界に引き込まれ、杏子と英一の因縁も知らぬまま周到な復讐劇の囮にされようとする女子高生・安芸子にとって、無残な背徳の凌辱劇から逃れる途はもうなかった。
 
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ちぐさ文学館 - 悶え火 - <11>囚われの処女贄
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