駆け落ちした男に捨てられて生家に戻った二十六歳の冴子は、緩慢に荒廃へと傾いていく父なき後の旧家で弟の弘と二人で暮らしていた。ある夕暮れ、不良がかった弘が大学の仲間を連れ込んで麻雀に興じるのを投げやりな気持ちで放任していた冴子は、弘が仲間とともに外出した後、ひとり居残っていた屈強な大学生に襲われる。賭け麻雀に負けた弘は、剣道部の主将の谷に対して美しい姉の体を差し出して逃れたのだ。年下の男の勝手な言い分に憤る冴子は、もがき抜く体を易々とねじ伏せられて浴衣の腰紐で自由を奪われ、浴衣を剥ぎ取られて俯伏せに転がされる。パンティをむしり取られて腰を高くかかげさせられた冴子は、谷の魁偉な剛直を秘肉に押し込まれて屈辱と快感に悶える。久しく男を知らずにいた女の肉は衝き上がる快楽に負けて、喘ぎ歔きながら絶頂を極めた。