ほの暗い座敷で、あぐら縛りの裸形を俯伏せにされ淫らな喘ぎを洩らしてむせび泣く女。それは、美貌の僧侶・良道によって白い股間に払子のくすぐりを這わされている情婦の泰江であった。良道は、檀家の老人の妾として泰江のひとり娘・絵美を差し出すことを承知させるため、泰江夫人の熟れた女体を快楽の拷問に悶えのたうたせていたのだ。あぐら縛りのまま仰向けに転がされた泰江夫人は、濡れそぼって快楽にひくつく股間に払子のくすぐりを這わされて凄絶な呻きとともにのけぞる。肉芽をくすぐられる凄まじい肉欲の刺戟に総身を顫わせてのたうちつつ絶頂の寸前で焦らしたてられる夫人は、愉悦を渇望する女の肉腔を和尚の剛直で満たされていきながら、娘の身を妾に差し出す背徳の契りを受け入れさせられていった。