その後、奇怪な衝動に襲われることもなく過ごしていた淳と佐々木は喫茶店で近況を語り合う。窓から見降ろす新宿東口では、折しもテレビドラマのロケを囲んで人だかりができていた。その中央でセーラー服をまとって群衆の讃仰を浴びているミドルティーンの美少女は、人気絶頂の女子中学生アイドル・遠藤由美子。その可憐な美貌を垣間見たとき、淳と佐々木の脳裏を凄まじい白光が灼いて意識を遠のかせ、次なる凌辱の生贄となるべき標的を二人に教える。
発作の到来に昂ぶるロリコンの佐々木はその夜、淳を急きたてて由美子の襲撃計画を練る。自宅にいる由美子を家族ともども襲うよう淳を説き伏せる佐々木には、異能を用いて妨害を排除できる確固たる自信があった。