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異界の肉奴

異界の歪んだ嗜虐に囚われて快楽の肉奴に堕ちる高貴な女たち。女体憎悪にまみれた淫欲の果てに不適応者の血が目覚める。

 
 ある夜、不可解な衝撃とともにふいに奇妙な超能力を身に備えたSM小説家の関谷淳は、内なる衝動に衝かれるまま行きつけのバーのホステス内藤純子に激しい凌辱を加える。同じころ、淳の友人のSM雑誌編集者佐々木正一もまた同じ力を得て美人ピアニスト篠原妙子を辱めていた。凌辱されたのち一様に社会から姿を消していく女たちの行方をいぶかりながらも、異能を身につけた二人は異界の命令に従うかのように高貴な女たちを犯してゆく。美少女アイドル遠藤由美子、美人キャスター桑ひろみ、女優出身の代議士山之内詠子、華族の末裔の女子大生四条薫子、そして演歌スターの婚約者袖香織……。やがて姿を現した異界人アシルにより、この世のものならぬ肉奴の境遇に堕ちた女たちの凄惨な運命が明かされる。
 嗜虐の血を呼び醒まされた淳の淫欲は、緊縛モデルのミミ、幸福な妊婦名取美奈子への残虐な凌辱へとエスカレートする。未来世界の美女カリンの介入によって事件が収拾されたのも束の間、淳のなかに秘められた不適応者の本性が姿を現し……。
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文献
母子凌辱
柔肉の呻き
歪んだ淫欲
異界の肉奴(全3巻) :当サイト典拠
(ミリオン出版,1994年)
異界の肉奴(全3巻)
(ミリオン出版,1988-1989年)

登場人物

女子大生 19歳 単発凌辱型
処女 勝気
ないとう じゅんこ: 新宿のバー「朱惨奴」のアルバイトホステス。T女子大二年生。吉祥寺に住む。
 
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読者評価 363 位/400人中 [ 1509 pts: 基礎票6+読者票1503
キャリア 20代 長期監禁型
処女 勝気
しのはら たえこ: 成城に住む女流ピアニスト。
 
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女子中学生 12〜15歳 長期監禁型
処女 勝気
えんどう ゆみこ: 美少女中学生アイドル。南青山に住む。
 
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読者評価 350 位/400人中 [ 1542 pts: 基礎票39+読者票1503
キャリア 20代 長期監禁型
処女 勝気
くわ ひろみ: JBCテレビのニュースキャスター。赤坂に住む。
 
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キャリア 38歳 長期監禁型
処女 勝気
やまのうち えいこ: 映画女優出身の衆議院議員。
 
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女子大生 19〜20歳 単発凌辱型
処女 勝気
しじょう かおるこ: 四条家の次女、G大学二年生。白金台の屋敷に住む。
 
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令嬢・OL 26〜27歳 単発凌辱型
処女 勝気
そで かおり: 和装モデル出身の女優。演歌スター美津城きよしのフィアンセ。
 
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その他 20歳位 単発凌辱型
処女 勝気
みみ: セミプロの緊縛モデル。
 
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人妻・愛人 30代前半 単発凌辱型
処女 勝気
なとり みなこ: 豪徳寺の近くに住む外交官の妻。政治家富岡治一郎の末娘。妊娠六か月。
 
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その他 - 単発凌辱型
処女 勝気
かりん: 未来世界の時空パトロオル隊の一員。アシルを逮捕するため現代を訪れた。
 
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場面構成

異界の肉奴 純子 妙子 由美子 ひろみ 詠子 薫子 香織 ミミ 美奈子 カリン
[01]空白の意識 [ 1-1 〜 1-3 ] 純子 - - - - - - - - -
[02]女子大生征服 [ 1-4 〜 2-1 ] 純子 - - - - - - - - -
[03]共鳴する経験 [ 2-2 〜 2-5 ] - 妙子 - - - - - - - -
[04]令嬢ピアニスト蹂躙 [ 2-6 〜 3-3 ] - 妙子 - - - - - - - -
[05]美女輪姦快楽責め [ 3-4 〜 3-5 ] - 妙子 - - - - - - - -
[06]消える女たち [ 3-6 〜 4-2 ] 純子 妙子 - - - - - - - -
[07]狙われた美少女 [ 4-3 〜 4-4 ] - - 由美子 - - - - - - -
[08]異能者の侵入 [ 4-5 〜 4-6 ] - - 由美子 - - - - - - -
[09]処女肉晒し [ 4-7 〜 5-2 ] - - 由美子 - - - - - - -
[10]実演快楽教育 [ 5-3 〜 5-4 ] - - 由美子 - - - - - - -
[11]処女中学生の凌辱 [ 5-5 〜 5-7 ] - - 由美子 - - - - - - -
[12]美少女の幻影 [ 6-1 〜 6-2 ] - - 由美子 - - - - - - -
[13]失踪したアイドル [ 6-3 ] - - 由美子 - - - - - - -
[14]新たな獲物 [ 6-4 〜 7-1 ] - - 由美子 ひろみ - - - - - -
[15]美人キャスター襲撃 [ 7-2 〜 7-4 ] - - - ひろみ - - - - - -
[16]ひろみ肉玩弄 [ 7-5 〜 7-7 ] - - - ひろみ - - - - - -
[17]理知の崩壊 [ 8-1 〜 8-4 ] - - - ひろみ - - - - - -
[18]ひろみの服従 [ 8-5 〜 8-7 ] - - - ひろみ - - - - - -
[19]ひろみ穢し尽くし [ 9-1 〜 9-5 ] - - - ひろみ - - - - - -
[20]消えた美人キャスター [ 9-6 〜 9-7 ] - - - ひろみ - - - - - -
[21]迷走する捜査 [ 10-1 〜 10-2 ] - - - ひろみ - - - - - -
[22]異界の能力 [ 10-3 〜 10-4 ] - - - ひろみ - - - - - -
[23]狙われた女代議士 [ 10-5 〜 10-6 ] - - - - 詠子 - - - - -
[24]政争の裏側 [ 10-7 〜 11-3 ] - - - - 詠子 - - - - -
[25]女議員の凌辱 [ 11-4 〜 11-7 ] - - - - 詠子 - - - - -
[26]詠子の崩壊 [ 12-1 〜 12-3 ] - - - - 詠子 - - - - -
[27]汚辱の情事 [ 12-4 〜 12-7 ] - - - - 詠子 - - - - -
[28]地獄図の夢 [ 13-1 〜 13-2 ] - - 由美子 - - - - - - -
[29]学園祭の悶着 [ 13-3 〜 13-4 ] - - - - - 薫子 - - - -
[30]異界の男 [ 13-5 〜 13-7 ] - - - - - 薫子 - - - -
[31]囚われの姫君 [ 14-1 〜 14-4 ] - - - - - 薫子 - - - -
[32]処女姫の強姦破瓜 [ 14-5 〜 15-2 ] - - - - - 薫子 - - - -
[33]淫蕩の肉責め [ 15-3 〜 15-4 ] - - - - - 薫子 - - - -
[34]薫子姫の服従 [ 15-5 〜 15-7 ] - - - - - 薫子 - - - -
[35]連れ去られた薫子 [ 16-1 〜 16-2 ] - - - - - 薫子 - - - -
[36]霧中の捜査 [ 16-3 〜 16-4 ] - - - - - 薫子 - - - -
[37]異界の肉奴たち [ 16-5 〜 17-3 ] - 妙子 由美子 ひろみ 詠子 - - - - -
[38]和装の麗女 [ 17-4 〜 17-6 ] - - - - - - 香織 - - -
[39]異界のサディズム [ 17-7 〜 18-1 ] - - - - - - 香織 - - -
[40]縛りの美 [ 18-2 〜 18-4 ] - - - - - - 香織 - - -
[41]美肉の崩壊 [ 18-5 〜 19-1 ] - - - - - - 香織 - - -
[42]凌辱の愉悦 [ 19-2 〜 19-4 ] - - - - - - 香織 - - -
[43]香織輪姦快楽責め [ 19-5 〜 19-7 ] - - - - - - 香織 - - -
[44]憎悪の女体責め [ 20-1 〜 20-4 ] - - - - - - 香織 - - -
[45]拷問地獄の女 [ 20-5 〜 20-6 ] - - - - - - 香織 - - -
[46]嗜虐の覚醒 [ 21-1 〜 21-5 ] - - - - - - 香織 - - -
[47]差し出された贄 [ 21-6 〜 22-2 ] - - - - - - - ミミ - -
[48]暴走する狂気 [ 22-3 〜 22-4 ] - - - - - - - ミミ - -
[49]妊婦襲撃 [ 22-5 〜 22-7 ] - - - - - - - - 美奈子 -
[50]若妻の屈服 [ 23-1 〜 23-4 ] - - - - - - - - 美奈子 -
[51]汚辱の妊婦 [ 23-5 〜 23-7 ] - - - - - - - - 美奈子 -
[52]異界の女神 [ 24-1 〜 24-4 ] - - - - - - - - 美奈子 カリン
[53]不適応者の末路 [ 24-5 〜 24-7 ] - - - - - - - - - カリン
 新宿にある行きつけのバー「朱惨奴」で軽く酔ってから店を出たはずのSM作家・関谷淳は、路傍にうずくまる浮浪者を目撃したのを最後に、気がつくと公園の植え込みに仰向けになって二時間あまりも倒れていた。気絶した記憶すら残っていないあまりにも奇妙な意識の空白に戸惑いながら朱惨奴に戻った淳は、徹夜の仕事のため早めに店を後にしたことをママから聞かされてさらに当惑する。結局閉店まで居残った淳は、この店の目当てでもあるアルバイトの女子大生ホステス・純子が客の男を送り出すのを見て店を出る。ホテルにしけ込むため雑踏で純子を待つ男に歩み寄った淳は、生来の性格からは考えられぬ大胆さで男に言い寄って追い払う。頑強なはずのその男が淳の視線に打たれただけで恐怖に錯乱しながら立ち去ったとき、淳にはまたも奇妙な意識の空白が訪れていた。やがて現れた純子に対して居丈高に振る舞った淳は、反抗する純子を嘲笑いながらポケットから取り出した手錠を掛ける。淳の変貌ぶりに怯え狼狽しながら、人込みのなかをみじめな拘束姿のまま引かれていく純子と同時に、淳もまた、自分が持っているはずのなかった手錠の存在を頭の片隅でいぶかしんでいた。
[ 1-1 〜 1-3 ]
 淳は脳裏にまざまざと浮かび上がる女体責めの衝動に操られるまま、歌舞伎町の路地裏にたたずむ貧相な旅館に純子を連れ込む。屈辱に泣きじゃくる純子を引きずり立たせて手錠を床柱の上端から吊り、悪罵を連ねる若い女のブラウスとスリップを荒々しく剥いて露わになった硬い乳ぶさを揉みなぶる淳。冷酷な性の暴力に泣き叫んで哀願する我慢知らずの女子大生は、ピンクのスキャンティをズリ下げられて剥き出しになった下腹の繊毛を荒っぽくいたぶられる恐怖に泣き声を弱らせて屈服していく。服従の言葉を口にして淳の口づけを受け入れ、吊りから降ろされて全裸をうなだれさせた純子は、淳が持ち出した麻縄を眼にして汚辱の哀訴を放ちながら後ろ手に縛り上げられる。常にもあらぬ手際のよさで女の上体を厳しく絞り上げ縄尻を床柱に繋いだ淳は汚辱に泣きむせぶ純子の下肢を担ぎ上げ、懸命のあらがいを封じてMの字開脚に固定する。隠しようもなく濡れそぼつ股間の秘肉をまさぐられ、恥辱の嗚咽を噴きながら淳の命令に屈していく十九歳の娘。黒いバイブレーターで無防備な裸身を小突かれつつ、純子は為すがままに口を吸われながら怯える秘肉に淫具を押し込まれ抽送されて淫らに崩れていく。淳はバイブレーターを爪先で操りながら、美人を鼻にかけていた小生意気な女子大生の口元に猛る怒張を突きつけてしゃぶらせる。美貌をみじめに歪ませた純子はバイブのスイッチを入れられて、泣き声を噴きこぼしながら腰を跳ねさせ絶頂を極める。汗まみれになって喘ぐ純子は床柱から解かれ、後ろ手の縄尻を取られ尻に鞭を入れられる激痛に泣きわめきながら夜具の上まで這わされる。仰向けに転がした純子の前で強靱な剛直を曝した淳は、おびえに泣き叫ぶ純子の秘肉を奥まで貫き通して、激しい抽送で責めたてていくのだった。
[ 1-4 〜 2-1 ]
 あらゆる体位で純子を犯し尽くし責め抜いた淳は、翌朝、クタクタになった純子と別れて自宅に戻り昼過ぎまで眠りこける。昨夜来の我にもない強引な行動と激しい精力とに当惑するばかりの淳を、仕事相手のSM雑誌「フレッシュ・スピア」編集長・佐々木正一が訪ねてくる。友人でもある淳に対して佐々木が語ったのは、昨夜の淳自身の経験と奇妙に符合する出来事であった。
 仕事帰りに通りかかった夜の通りで、佐々木は車を探していた若い女に声を掛ける。その瞬間後頭部を襲った異様な衝撃は、佐々木に普段にはない大胆さと強引さを与えるとともに、女を異様な恐怖と緊張で硬直させた。佐々木に誘われるまま薄汚い居酒屋に連れ込まれて野卑な男たちの視線に曝された女は、佐々木に言われるままホテルへ連れ込まれる。音大の同窓会の帰りだった女流ピアニストの篠原妙子は、こうしてその夜、佐々木の淫らな責めに泣き叫びながら繰り返し悶絶させられ浅ましい痴態を写真に撮られたうえ、脅されてSM雑誌の緊縛モデルになることまで承知させられたのだった。
 淳の口から同様の経験を聞かされて驚いた佐々木は、淳の部屋から成城に住む妙子を呼び出す。脅されるまま否応なしに現れ、部屋の中に引きずり込まれながら見知らぬ男の存在に怯えて抗う妙子の美貌を目にしたとき、淳は体内に再び猛々しい欲望が衝き上がってくるのを感じる。
[ 2-2 〜 2-5 ]
 激しく抵抗する妙子を部屋に引きずり上げた淳と佐々木は、お嬢さま育ちの若いピアニストに手拭いで猿轡を噛ませ、寄ってたかって清楚な衣服を脱がしていく。上品なブラウスとスカートを剥がされスリップとパンストを剥かれてピンクの下着姿にされた妙子は、後ろ手に捻じ上げられた手首に縄を掛けられ、ブラジャーをむしり取られて曝した乳ぶさを生まれて初めて知る汚辱の緊縛に絞り上げられていく。後ろ手の裸身を柱に繋がれ、うなだれ腰を悶えさせて羞じらい嗚咽しながら、妙子は屈辱に慄える腰からパンティをズリ下げられつつ絶望の涙を噴きこぼす美貌を曝しあげられる。下腹の繊毛をさらけ出してすくみ上がる美人ピアニストの女性器をもてあそびいじりまわした淳と佐々木は、猿轡を解かれて泣き叫ぶ妙子を柱から解いて肘掛け椅子に乗せ上げ、みだらな開脚の恰好で下肢を縛りつける。繊細な旋律を紡ぎ出すべき両手を背中に拘束された全裸の女流ピアニストの、股間にわななく女の肉の鍵盤をいじりまわして濡らしていく好色な男たち。怒張を剥き出しにした佐々木は妙子の秘肉に唇を這わせ、おののく秘裂と肉芽に舌と髭の淫靡な刺戟を与えていく。衝き上がる快美をこらえきれずに喘ぎを放った口に淳の怒張を無理やり押し込まれて浅ましいフルート演奏の痴態を曝したお嬢さまピアニストは、佐々木の手にしたバイブレーターで肉芽をなぶられつつ生汗にまみれてのたうつ。バイブを秘腔に挿入され抽送された妙子は快楽に躍らされる肉の楽器となって淫らな呻きを噴き上げながら、淫靡な振動に白眼を剥いて昇りつめ悶絶する。美貌のピアニストは淳の怒張を咥えさせられたまま、バイブの淫靡な責めに敗れて股間を濡らした女の敗北の裸体を、あらゆる角度から写真に撮られた。
[ 2-6 〜 3-3 ]
 うなだれて弱々しく泣きながら許しを乞う妙子に対して、狂暴な欲情に憑かれた男たちの呵責はなおも続く。口移しにビールを飲まされた妙子は椅子から解かれてベッドに運ばれ、横たわった淳の腰の上に下肢を拡げてまたがらされていく。後ろ手縛りの裸身を汚辱に悶えさせながら秘肉を貫かれ、淳に口を吸われつつ陶酔に崩れていく妙子の女体。佐々木に縄尻を引かれて体を起こされた妙子は尻に鞭を打ち込まれながら、怒張を咥えた腰をよじりたて苦痛と屈辱に汗を絞って舞い躍る。鞭に追いたてられ命じられるまま腰をうねらす美人ピアニストは、愉悦に溺れてソプラノのよがり歔きを放ちながら怒張を咥えた秘肉を食い締め、アヌスを佐々木の指で抉られつつ半狂乱の悲鳴とともに総身を痙攣させる。喘ぎ歔く口に佐々木の怒張を押し込まれた妙子は、二人の男に上下から揺さぶりたてられ極限の快楽にのたうちながら、激しい絶頂と同時に汗まみれの女体に精をたたき込まれる。
[ 3-4 〜 3-5 ]
 くたくたになるまで責め抜いた妙子をようやく解放して送り返した後で狂乱から醒めた淳と佐々木は、親しいSMマニアに共通して起こった不思議な現象の正体をいぶかりつつも、選ばれる女が似たような長髪の美人であること以外、なんらの手がかりも掴むことができなかった。その四日後の早朝、徹夜仕事で憔悴した淳のもとに訪れた刑事がもたらしたのは、数日前から行方不明になっていた内藤純子が記憶を失った全裸の状態で発見されたというニュースであった。淳と別れた翌日から消息を絶っていた純子は、枷と鎖の拘束の痕を四肢につけられ鞭による裂傷を尻に刻み込まれて錯乱に陥ったまま街をさまよっていたのだ。刑事に伴って病院を訪れた淳は純子の母親とともに放心した純子に対面するが、屍のようになった女子大生は唐突に恐怖と嫌悪に取り憑かれ、意味不明の叫びとともに呻きを噴き上げて悶絶する。
 淳は新宿の喫茶店に呼び出した佐々木に事件の顛末を語って真相を推測しながら、浮浪者の集団による美女の拉致監禁凌辱のアイデアへと妄想をふくらませていく。だが、妙子との連絡があれ以来つかないでいることを佐々木が洩らすと、奇怪な能力を身につけた二人の男は不吉な予感にとらわれ始める。
[ 3-6 〜 4-2 ]
 その後、奇怪な衝動に襲われることもなく過ごしていた淳と佐々木は喫茶店で近況を語り合う。窓から見降ろす新宿東口では、折しもテレビドラマのロケを囲んで人だかりができていた。その中央でセーラー服をまとって群衆の讃仰を浴びているミドルティーンの美少女は、人気絶頂の女子中学生アイドル・遠藤由美子。その可憐な美貌を垣間見たとき、淳と佐々木の脳裏を凄まじい白光が灼いて意識を遠のかせ、次なる凌辱の生贄となるべき標的を二人に教える。
 発作の到来に昂ぶるロリコンの佐々木はその夜、淳を急きたてて由美子の襲撃計画を練る。自宅にいる由美子を家族ともども襲うよう淳を説き伏せる佐々木には、異能を用いて妨害を排除できる確固たる自信があった。
[ 4-3 〜 4-4 ]
 二日後の夜、南青山にある遠藤由美子の自宅マンションをファンシーショップからの商品配送を装った淳と佐々木が訪ねた。疑うこともなくドアを開けた由美子の美しい母親は、佐々木の眼が放つ超能力に撃たれて抵抗力を喪いうずくまる。後ろ手錠をかけられガムテープで口をふさがれた母親に続いて、由美子の高校生の兄もまた佐々木に襲われて自由を奪われる。ロープとナイフを携えた淳と佐々木は入浴中の由美子のもとへ向かい、女子中学生アイドルの幸福な夢に汚辱の引導を引き渡すべく、美少女の狼狽の悲鳴を無視して脱衣室の扉を開ける。
[ 4-5 〜 4-6 ]
 風呂上がりの美少女中学生はマスクで顔を隠した二人組の男の侵入に驚愕と恐怖の悲鳴をあげて、可憐なスリップ姿を怯えわななかせる。男たちは慄えあがる中学生の美少女をナイフで脅して押し伏せ、火照った体にスリップの上から後ろ手の縄を掛けていく。居間に引きずり出され、拘束された母と兄の姿に絶望の悲鳴を上げる半裸のアイドル。ひれ伏して死にもの狂いで哀訴する母親の眼前で、椅子に座らされた美少女は二人がかりで開かされた膝を肘掛けに乗せ上げられ、花柄のパンティの舟底までさらけ出す。浅ましい恰好で縛りつけられ羞恥に悶え泣く美少女の乱れきった下着姿を思う存分撫でまわし揉みたてて、淳と佐々木は稚い性感を責めたてる。泣きじゃくる利発な美少女の体からスリップが裂き取られて硬い乳ぶさをさらけ出され、佐々木の卑猥な揶揄とともにパンティも切り取られて処女の性器が露わになる。淡い恥毛をたたえた縦割れを羞恥に歪む可憐な美貌とともに曝し上げられた由美子は、すくみ上がる肉芽を佐々木の舌で吸いたてられて汚辱の絶叫を放つ。乳首を揉まれ肉芽を吸われる二人がかりの愛撫に絶えだえの嗚咽を洩らす美少女の前で、淳と佐々木は処女凌辱の順番をジャンケンで争うのであった。
[ 4-7 〜 5-2 ]
 淳は椅子から解きはなった由美子の体からスリップの残骸をむしり取り、丸裸になった女子中学生を柱に立ち縛りに曝し上げてなぶりまわす。淳の怒張で下腹に押しつけられ羞恥に弱々しく泣く娘の眼前で、必死の哀訴を繰り返す母親が佐々木によって部屋の中央に引きずり出され衣服を引き剥かれる。俯伏せになってパンティを引き下ろされた尻をかかげた母親は、恐怖に眼を瞠る由美子の前で佐々木に後ろから貫かれる。大きく揺さぶられながら次第に女の官能を突き崩されて淫らな喘ぎを噴きこぼしていく母の痴態を見せつけられた由美子は、やがて母が錯乱しつつ悦びをきわめたとき、性を知らぬ処女の素肌を生汗でぬめらせ内股を湿らせていた。
[ 5-3 〜 5-4 ]
 後ろ手縛りのまま部屋の中央に引きずり出された由美子は死にもの狂いで暴れながら、クッションに腰を乗せ上げて佐々木の手で仰向けに押さえつけられる。美少女の伸びやかな下肢を担ぎ上げた淳は、悶死せんばかりに見つめる母と兄の前で、恐怖に泣き叫びもがきまくる由美子の柔肉のくぼみに唾をまぶして、引き痙る処女肉に怒張を押し当てのしかかる。激痛の絶叫を放ちつつ反り返って痙攣する美少女アイドルの苦悶の表情を味わいながら、鮮血にまみれる処女の股間を串刺しにしていく淳。破瓜の苦痛にのたうちながら子宮を突き上げられて悶絶した美少女は、佐々木に口を吸われ淳に乳房を揉みたてられながら後ろ手縛りの裸身を荒々しく揺さぶられ、あぶら汗にまみれたか細い体の奥に男の灼熱を撃ち込まれてのけぞる。股間を拡げて伸びきった由美子は汚れきった秘肉を清められ、休む間もなく佐々木のあぐらにまたがらされて貫かれる。容赦なく突き上げられ悲痛な悲鳴を噴いてのけぞる美少女は、割り拡げた尻の穴を淳の指でいじりまわされて汚辱と錯乱の叫びを放ち、アヌスを指で抉られながら佐々木の精を体奥にたたき込まれる。ボロボロになった体を椅子にもたれさせられて喪神する由美子に対して、佐々木の嗜虐はなおもとどまることを知らない。妹の凌辱の一部始終を見せつけられた高校生の兄は、佐々木にズボンを引き下ろされ、すでに射精を遂げていた怒張を妹のパンティで拭われて再び屹立させる。佐々木は朦朧とする由美子に兄の怒張を見せつけながら強制兄妹相姦の脅しをかけ、想像を絶する汚辱に泣き叫ぶ美少女に口淫を命じる。あまりの辱めに慟哭を噴き上げながら、相姦の恐怖に屈してゆるめた可憐な唇に佐々木の剛直を押し込まれ、髪を掴まれて揺さぶられつつ口を使わされる美少女アイドル。全裸の性奴に堕ちた遠藤由美子の口に淳もまた怒張を押し込んで、涙を噴きこぼして苦悶する女子中学生の喉の奥に白濁を注ぎ込んだ。
[ 5-5 〜 5-7 ]
 遠藤由美子の凌辱を完遂して淳のアパートに戻った淳と佐々木は、美少女アイドルの処女肉を蹂躙し尽くした幸運に満足して情欲の充足感にひたる。そのいっぽうで淳は、純子と同様に由美子が失踪する可能性を懸念して、そこから事件が露見し捜査の手が伸びることを恐れていた。佐々木は不安を払拭しようとするかのように、犯罪の証拠となりかねない写真の撮影を断念する代償として憔悴しきった由美子の股間から刈り取ってきた繊毛を取り出す。フルフルともつれ合い絡み合う美少女の初剃りの縮れ毛をのぞき込んで悦にいっている二人の周囲で、そのときふいに部屋の明かりが消え、暗闇の中に由美子の裸形が浮かび上がる。なまなましい幻覚に戦慄し身動きもならぬ淳と佐々木の前で、無毛の股間を曝した美少女はうつろな瞳を宙に放ったまま何ものかに操られるようにおのが体を愛撫し揉みたてる。仰向けに寝転がって股を開き、処女を喪った秘肉を自分の指で抉りたてて快美に身をよじらせる美少女の無音の幻像と共鳴するかのように、刈り取られた繊毛がひとりでにざわめき立ち放電しつつ踊る。あまりにも異様な現象に息を呑む淳と佐々木の前で、奇怪な幻影はふいに消え去り元の静寂が戻った。
[ 6-1 〜 6-2 ]
 異能がもたらした奇怪な現象と警察の捜査におびえながら、淳と佐々木の日常はしばらくは平穏に続いた。だが、篠原妙子のリサイタル中止の報に接してその行方不明を確信した二人は、異能者に凌辱された女たちの共通する末路を思って不安におののく。そしてその不安どおり、遠藤由美子もまたすでに日常世界から姿を消していた。処女凌辱の夜に淳と佐々木が立ち去った後、由美子は何かに憑かれたようになって風呂を使い、縛られたままの母と兄を残して制服姿のまま姿を消してしまったのだ。失踪した美少女アイドルを追って懸命の秘密捜査を続ける警察の努力にもかかわらず、一週間が過ぎても由美子の行方はわからず、強姦犯人の手がかりも得られてはいなかった。
[ 6-3 ]
 遠藤由美子の謎の失踪を報道で知った淳は、自分と佐々木を凶悪な凌辱行為へと駆りたてる奇怪な異能と失踪した女たちの消息に思いを巡らせつつ不気味な戦慄にとらわれる。不安な日を送った淳が夜になって何気なしにつけたテレビのニュースが、その日記憶喪失で発見された全裸の若い女の事件を報じた。愕然とするのも束の間、事件を報道する美人キャスター・桑ひろみの知的な美貌を眼にした淳は、再び異能の衝撃に襲われる。同じ経験をした佐々木はその夜淳のアパートを訪ねて、新たな獲物に選ばれた小憎らしい才媛美女への凌辱計画を興奮しながら語りたてる。あらがい切れぬ情欲の衝動に突き動かされる一方では、凄惨な末路をたどる女たちへの憐憫をも抱き始めた淳と佐々木の前で、由美子の恥毛が再び奇怪な放電を始めて美少女の凄惨な映像を浮かび上がらせる。全裸の四肢を大の字に張り伸ばされた美少女は見えない鞭に打たれるかのように華奢な肢体をのたうたせ、苦悶に喘ぎながら声もなく悲鳴を上げ続けていた。暗澹とする二人は後日、新たに発見された女が妙子ではなく二人の知らぬ女歯科医であったことを知って混乱を深める。他の異能者の存在を予感し深まりゆく謎に動揺しながらも、淳と佐々木は赤坂に住むひろみの襲撃計画に余念がなかった。
[ 6-4 〜 7-1 ]
 下見を兼ねてひろみのマンションに赴いた淳は、同じ建物に編集部を置いている知り合いの雑誌編集長・神崎を訪ねて喫茶店でSM談義にふける。偶然にも同じ店に姿を現した桑ひろみの美貌を目の当たりにして衝撃を受けた淳は、欲望に衝かれるまま単独でひろみ襲撃の決行に踏みきる。神崎と別れて部屋の前でひろみが戻って来るのを待ち伏せた淳は、異能の視線でひろみの精神に侵入し、恐怖と怯えに支配された知的な美人キャスターを部屋に押し込む。慄えながら哀訴するひろみを床に押し伏せて猿轡を噛ませ後ろ手にくくり上げた淳は、恐怖にすくみ上がるひろみの肉感的な肢体から衣服を剥ぎ取ってピンクの下着をあらわにしていく。
[ 7-2 〜 7-4 ]
 襲撃の成功を電話で佐々木に伝えて呼び出した淳は、佐々木の到着を待つ間、普段なら男を鼻にもかけぬ美貌を哀訴に歪めて泣き悶える知的な美女をじっくりといたぶりにかかる。ピンクのブラジャーとパンティだけの下着姿に剥かれて羞恥に突っ伏して泣くひろみの健康的な小麦色に焼けた上体から肩紐を切り取られたブラジャーがむしり取られ、硬さの残る豊かな乳ぶさが荒々しい愛撫に揉みなぶられる。嫌悪と屈辱に泣きじゃくる美人キャスターは猿轡の奥から慟哭を噴き上げつつ、パンティを剥き下ろされて艶やかな恥毛をさらけ出す。両手をあらためて前に縛られたひろみは絨毯に俯伏せに押し伏せられ、両脚を大きく拡げた人の字に縛りつけられて白い尻をうごめかせる。喘ぎ泣くひろみの口から猿轡をはずし取った淳は、高慢な美人キャスターの尻にベルトの鞭を容赦なくたたき込んで知的な才媛を泣きわめかせる。激痛にのけぞり、尻の縦横に鞭痕を刻んで屈服の悲鳴を上げながら泣きむせぶひろみは、鞭打ちに火照る尻のあわいからアヌスと秘裂にいたぶりの手を伸ばされて汚辱に泣きわめく。男の経験の浅い肉体に想像を絶する淫靡な玩弄を加えられた美人キャスターは、女肉の玩具へと堕ちていきながら弱々しくすすり泣くばかりだった。
[ 7-5 〜 7-7 ]
 知らせを受けて急ぎ駆けつけた佐々木とともに、淳は尻の穴まで曝した俯伏せ開脚縛りですすり泣く美人キャスターの女肉をさらに責める。淳の指で尻の穴を抉られて悲鳴を噴き上げるながら、悩乱の表情を佐々木に覗き込まれてひろみはむせび泣く。アヌス責めにのたうつ知的な美女は佐々木の手で引きずり起こされて後ろ手に緊縛され、乳ぶさを絞り上げられ腰縄まで打たれた屈従の姿でベッドに投げ出される。暴れまくる体を淳に押さえつけられ、理知の輝きを剥ぎ取られて絶望に泣きじゃくる無力な女体へと堕ちた美女は、割り裂かれた股間のはざまを佐々木の怒張で貫かれていきながら汚辱の呻きをほとばしらせる。激しく揺さぶりたてられて官能を崩された美人キャスターは、断末魔の痙攣とともに絶頂を極めて佐々木の精を子宮に射込まれる。
[ 8-1 〜 8-4 ]
 放心して伸びきったひろみは敗残の裸形を写真に撮られ、嫌悪にもがきまくる体を押し伏せられて尻の穴に二百CCの浣腸液を注ぎ込まれる。ぶら下がり健康器に大の字に拘束された美人キャスターは、凌辱にまみれた無残な裸体を余すところなく撮影されながら、衝き上がる便意に生汗を噴いて悶える。後ろ手縛りのままトイレの便座に座らされ、屈服の誓いをたてさせられたうえで激しい排泄を遂げたひろみは、女の矜りを打ち砕く浅ましい排泄の後始末を淳の手に委ねながら、あらゆる抵抗の気力を失っていた。部屋に引きずり戻されたひろみは跪いた口元に突きつけられた淳と佐々木の怒張を代わるがわる咥えさせられ奉仕を強いられながら、涙を噴きこぼす恥辱の表情をカメラに記録されていく。海老縛りを俯伏せでベッドに転がされて尻を高々とかかげたひろみは、惨めな哀訴とともに恐怖にわななく尻の穴を淳の怒張に押し破られる。激痛と異様な刺戟に苦鳴を噴いてのたうちまわる美人キャスターの凄艶な美貌に繰り返し浴びせられるカメラのフラッシュ。美肉を責めたてられつつやがて性の愉悦に支配され尽くした知性派の美女は、なまなましい呻きを絞って淫らな絶頂の時を告げ、痙攣する直腸に精を射込まれて白眼を剥いて失神する。
[ 8-5 〜 8-7 ]
 突き上げた尻から血と精液を垂れ流して失神しているひろみに対して、嗜虐の欲望をさらに昂ぶらせた佐々木と淳はなおも苛酷な責めを加えていく。ベッドに横たわった淳の腰をまたがらされ、そそり立つ怒張の上に下肢を抱えて降ろされていくひろみ。泣き叫びながら串刺しにされた美女は腰を打ち据える佐々木の鞭に強いられてみずから腰を振りたてる。淳に抱きとめられて俯伏せになったひろみの尻の穴に佐々木はクリームを塗り込め、恐怖と苦悶に絶叫する美女の尻を犯していく。二人の男を同時に受け入れさせられて汗まみれの裸体を痙攣させるひろみは、快楽の玩具と化した女肉を二本の剛直で擦りたてられて錯乱の悲鳴を噴きこぼしつつ絶頂を極める。凄まじい肉の愉悦に続けざまに昇りつめ、快楽に痙攣する白い肉塊となって悶えのたうつひろみ。瀕死の肉体を床に引きずり下ろされて正座させられた美人キャスターは、自分を凌辱した二本の怒張を同時に咥えさせられて惨めに呻き泣く。凌辱にやつれきった後ろ手縛りの裸体を正座させられ、知的な美貌を曝し上げられた美人キャスターは、佐々木の白濁を顔一面に撒き散らされて慟哭する。
[ 9-1 〜 9-5 ]
 顔一面を佐々木の精液に汚されたひろみは、淳に風呂場に連れ込まれて体を洗われる。羞じらう美人キャスターの汚穢にまみれた股間を手ずから清めた淳は、跪かせたひろみに猛り立つ怒張を洗わせながら、屈服を遂げた美女に対するさらなる辱めを思いついていた。淳は部屋に連れもどしたひろみを前手縛りにしてブラ下がり健康器に吊り、脚を拡げて固定した美女に剃毛の恥辱を言い渡す。知的なテレビキャスターは想像を越える辱めにむなしく泣き叫びながら、石けんで泡だてられた下腹の繊毛を根元から刈り取られた。
 翌日の夜、淳のかすかな懸念のとおり、桑ひろみは常連のニュース番組に姿を見せなかった。佐々木が憤懣にかられて剃り取ったひろみの恥毛を取り出すと、不気味な放電とともに幻影となって浮かび上がった全裸のひろみが、二人の前で淫らな踊りを踊る。そして淳と佐々木にとって、その陰鬱な映像以外には、桑ひろみの姿を眼にすることは二度とできない定めなのであった。
[ 9-6 〜 9-7 ]
 その後数日、異能の発動をおそれて自室に引きこもりがちな淳をよそに、消えた女たちは現れる気配もなく時が過ぎていった。不安に苛まれて久しぶりに「朱惨奴」に赴き、錯乱状態のまま帰郷した純子の消息を伝え聞いた淳は、捜査当局が都内のポルノ業界や浮浪者たちに捜査の手を伸ばしていることをママから聞かされる。高学歴のインテリ美女ばかりを狙う謎の誘拐犯人に対する捜査網が、自分の周囲にも及びかねないことを思って、淳の不安は増していった。
[ 10-1 〜 10-2 ]
 翌日の午後、何とはなしに桑ひろみの部屋の前に立ち寄った淳は、尾行していた巨漢の刑事・中原に呼びとめられ、桑ひろみとの関係を問い質される。内心の動揺を隠しながらひろみとの関係を言い繕おうとする淳に、ふいに降りてくる異界の能力。強力な視線で中原の精神力を屈服させた淳は、純子の事件の際に取られた指紋からひろみ誘拐の嫌疑が我が身に及んでいることを中原に白状させる。異能を得て自信にあふれた淳は、立ち去り際に中原の脳を灼いてこの日の記憶を失わせる。
[ 10-3 〜 10-4 ]
 その後数日、淳は強さの度を増した異界からの影響力に操られるままに都内の高級地を徘徊した。新宿西口のホテルC・Hに足を向けた淳は、むさ苦しい恰好で同じ場所に現れた佐々木と出会って、新たな女との遭遇を予感する。そのときホテルのロビーに颯爽と現れたスーツ姿の美女が、その容貌を眼にした二人に例の衝撃をもたらして、次の生贄を指示した。頭の中に直接送り込まれる不可思議なメッセージにより、その女を映画女優出身の三十八歳の衆議院議員・山之内詠子と知った二人は、ロビーから人目を避けるようにして階上へ向かう詠子の後を追ってエレベーターに乗り込む。すぐ後をついてくる男たちに不審と疑惑をつのらせながら、情事のため八〇八号室に向かった詠子は、ドアの前で立ちふさがった淳の眼力に射すくめられて、なすがままに部屋の鍵を手渡す。
[ 10-5 〜 10-6 ]
 広い部屋に突き入れられた詠子は金切り声をあげて暴れながら、淳と佐々木に押し伏せられて服を脱がされていく。両手を背中に捻じり上げられブラウスの上から乳ぶさを揉みたてられる美しい女代議士は、淳と佐々木を対立派閥の回し者と思い込んで情事の相手の男を隠し通そうとする。淳と佐々木は冷笑しながら詠子の着衣を一枚ずつむしり取り、スリップとブラジャーまで剥ぎ取って、年不相応に美しく張りつめた女議員の女体をパンティ一枚に剥き上げて正座させる。羞恥に慄える詠子はもがき抜く無力な女体を縄で後ろ手に縛られ、パンティの上から股縄をかけられる。ふくよかな乳ぶさもあらわに凌辱を待つ惨めな緊縛の女体へと姿を変えた美貌の国会議員は、椅子に乗せ上げられたうえ開脚した下肢を肘掛けに縛りつけられて汚辱の号泣を噴き上げる。淳と佐々木は猿轡をされた詠子に頭から浴衣をかぶせて、やがて現れた情夫を迎え出る。詠子の選挙に力添えをした同県出身の代議士・平林辰之助は、予想に反して室内から現れた男の姿に驚愕するのも束の間、難なく自由を奪われて、情交を持つはずだった美しい女代議士の前に引きずり出される。
[ 10-7 〜 11-3 ]
 詠子の正面の椅子に平林を縛りつけた淳と佐々木は、わめき立てる老人を無視して、美しい女代議士をなぶりにかかる。猿轡をはずされても悲痛な嗚咽を洩らすばかりの詠子は股縄を解かれ、淫靡な刺戟に負けて濡らしたパンティを暴き出される。切断されたパンティを一寸刻みに剥き取られ、秘めた襞肉をさらけ出されて泣き叫ぶ詠子。淫液に濡れた繊毛と襞肉を掻きまさぐられて汚辱にのたうつ全裸の女代議士は、首にかけた金のネックレスから国会議員の名刺を鑑札のようにぶら下げられて屈辱に慟哭する。淳は振動するバイブレーターを恐怖にわななく詠子の体じゅうに這わせて錯乱の悲鳴を絞り取り、肉芽に押し当てて熟れた女体を官能に崩れさせていく。振動を止めたバイブを子宮まで押し込まれ、息も絶えだえに泣きじゃくる詠子の女体の正面で、昂奮を隠しきれない平林は股間を剥き出しにされて怒張をそそり立てる。昂ぶりに極まる情人の眼に見つめられながら、詠子は佐々木の手でバイブを抽送されて、淫らな喘ぎを噴きながらよがり歔きのたうちまわる。性の愉悦の極みに昇りつめた美人代議士は、絶頂とともにバイブの振動を入れられて淫らな呻きとともに痙攣して果てる。淫具を抜き取られた詠子の女性器は、肉欲に屈した女の痴態を曝し愛液を垂れ流してわなないていた。
[ 11-4 〜 11-7 ]
 爛れきった女性器を曝してがっくりとすすり泣く詠子の痴態を前に、淳と佐々木のみならず平林の貧弱な怒張も猛々しい屹立を遂げる。口元に淳と佐々木の怒張を突きつけられてなぶりぬかれた詠子は、開脚椅子から降ろされてベッドに引きずり上げられ仰向けに押さえつけられて、左右から男に挟まれて情人の眼前で玩弄される。代わるがわる口を吸われつつ肉欲を極めた股間の秘肉をまさぐりたてられた詠子は、淫液を垂れ流しながら汗まみれの裸身を快美に灼き尽くされていく。淳は詠子の腰を抱え込み、絖光る秘肉に長大な怒張を奥深く埋め込む。悲痛な悲鳴をあげながら子宮まで串刺しにされた詠子は、喘ぎ歔く口元を佐々木の怒張におびやかされつつ、熟れ切った女体を責め上げられる。金のネックレスに留められた衆議院議員の名刺を乳ぶさの間に弾ませながら半狂乱になって官能にのたうつ女代議士は、平林の眼に淫らな屈服の表情を曝して汗まみれの裸身を絶頂の痙攣にのけぞらせる。女の精を放ち尽くして伸びきった詠子は、秘肉に埋まったままなおも猛りたつ淳の怒張に休む間もなく責めたてられて息も絶えだえにのたうちまわる。体力の限界を超えた荒々しい凌辱に泣き叫んで哀訴しながら、弱々しい呻きを絞る口に佐々木の怒張を押し込まれる女代議士。泣きわめき痙攣しながら腰を慄わせて再び絶頂へと昇りつめた詠子は、瀕死の苦悶によじれる汗まみれの女体に激しく精をたたき込まれて白眼を剥いて失神する。
[ 12-1 〜 12-3 ]
 忿怒にうち慄える平林の眼前で、伸びきった詠子へのさらなる凌辱が続く。佐々木は平林の前にスツールを据えて、淳と二人がかりで引きずりたてた詠子の後ろ手縛りの裸身を膝をついた俯伏せに押し伏せる。穢された女性器を愛人の前に曝される恥辱に泣き叫ぶ女代議士は、尻にたたき込まれる鞭の苦痛に敗れて股を大きく拡げていく。佐々木は熟れた女体を背後から貫いて、口惜し泣きを噴きこぼす詠子を揺さぶり責めたてつつ火照る肉に耐えきれぬ快楽を送り込む。怒張を食い締め秘肉を痙攣させながら恍惚の極みに追い込まれて喘ぎを噴き上げる美女は、泣いていやがる口に淳の怒張を押し込まれておのが愛液を舐め清めさせられる。前後から挟み打ちにされ白い裸身にあぶら汗を噴いてのたうちまわった詠子は、絶頂を極めてのけぞり返る体の奥に佐々木の精を激しくたたき込まれた。ボロボロになった詠子は髪を掴まれ、全裸でベッドに転がされた平林の股間に押し伏せられて、猛り立つ愛人の怒張に汚辱の口淫を捧げる。平林の腰にまたがらされてつながった詠子は、国会議員にあるまじき凄惨な痴態を写真に撮られる。淳と佐々木は欲望を達して部屋を去り、放置された愛人たちはつながったまま腰を振りたてていくのだった。
[ 12-4 〜 12-7 ]
 姿を消した女たちへの想いは、淳の夢の中で、幼い日に寺の本堂で見た無惨にも淫靡な地獄図のありさまと混ざり合う。全裸の美女たちが薄汚い男たちになぶられ犯されている叫喚の地獄に、手枷足枷を嵌められ首鎖でつながれて引き出されてきた新たな生贄の女たちは、篠原妙子、遠藤由美子、桑ひろみ、山之内詠子であった。逃げまどう女たちを、緑色の鱗を持つエイリアンが笑いながら引っ掴む。髪を掴まれて高々と持ち上げられた遠藤由美子は、エイリアンの鉤爪で股間の秘肉を引き裂かれて鮮血をほとばしらせる。苦悶する美少女の股間に無理やりねじ込まれていく巨大な怒張、噴き上がる絶叫。そこで途切れた凄惨な夢を佐々木に語り聞かせつつ、淳は杳として知れぬ女たちの行方にあてもない推測をめぐらせるしかなかった。
[ 13-1 〜 13-2 ]
 翌日の午後、異界からの声にならぬ指示に衝き動かされたかのように淳と佐々木が待ち合わせて目白のG大学へと向かうと、都心に広壮な敷地を有する名門大学は、学園祭の喧噪に包まれて人の波でごった返していた。異界の者たちの新たな標的が女子大生だと見当をつけてキャンパスをうろつきまわる二人は、ガードマンに見とがめられて守衛室に連れ込まれ、特別警戒にあたっていた刑事に訊問される。素性を明かしてバッグの中のSM道具を曝し、気まずい思いで弁明に努める佐々木と淳。立ち退きを命じられた二人があきらめて去ろうとするとき、大勢のカメラマンに取り囲まれた黒塗りの車が学園の正門から外へ出ようとする。フラッシュを浴びる車の後部座席に座って白い横顔をうかがわせている若い女こそ、淳たちの異能を喚起する獲物の女にほかならなかった。刑事たちの隙をついて車を追いかけようとした二人を残して、車は遠ざかっていく。だが、無念に歯がみする二人の傍らに新たな車が停まると、中からウルトラマンの顔をした奇怪な人物が降り立つのだった。
[ 13-3 〜 13-4 ]
 声も使わずテレパシーで淳たちに意思を通じたウルトラマン姿の異界人は、二人を促して車に乗せると、追いすがってきた刑事とガードマンを異界の視線で次々と打ち倒し、脳を灼いて記憶を奪う。追跡者たちを路上に悶絶させた異界人は淳たちを乗せた車を運転して黒い車の後を追いながら、新たな標的となった女の身の上を説明する。戦前より由緒ある四条家の当主の次女でG大学の二年生になる四条薫子は、日本を代表する富豪の花嫁候補に挙がったことから、キャンパスが開放される学園祭の機会に野次馬やカメラマンにつきまとわれていたのだった。選ばれた高貴な犠牲者に対する畏れにとらわれる淳をよそに、異界人は白金台の私邸に向かう薫子の車に追いすがる。くすぶり続けてきた数々の疑問を投げかけた淳は、異界人が仲間とともに未来世界からやって来た未来の人類であることを聞き出すが、凌辱され拉致された女たちがどのような境遇に堕とされているのかについて確答を得ることはできない。薫子の車の運転手に働きかけて人気のない路地に車を止めさせた異界人は、淳と佐々木に指示して、金縛りにされている薫子を車に連れ込ませる。異界人の能力に支配されて恐怖にわななく女子大生が二人の男に挟まれて後部座席に乗せられると、車は、上流社会の幸福から永久に引き離されることとなった美しい姫を汚辱の運命へと運び去る。女の甘い汗の匂いを放って慄えながら、高貴な花嫁となるはずだった良家の令嬢が曳き込まれていく辱めの舞台は、「エンプレス(王妃)」の名を冠した目黒のSMホテルであった。
[ 13-5 〜 13-7 ]
 薫子は淳の念力に縛られたまま、西洋の古城めいたSMホテルの拷問室を模したプレイルームに連れ込まれる。淳の念力から解放され、悲鳴をあげながら鍵のかかった扉にすがりついて助けを求める囚われのお嬢さまは、再び淳の念を送られて自分から服を脱ぐよう命じられても、処女の護身本能で必死にあらがい抜く。泣きじゃくるお嬢さまを二人がかりでベッドに乗せ上げて俯伏せに押さえつけた淳と佐々木は、悲痛に哀訴する薫子の体からブルーのドレスとスリップを脱がし去り、息を呑むほどの肌の白さに感嘆しながらブラジャーをはずし取る。必死に縮こまる体をチェーンブロックの下まで引きずられた薫子姫は、両手首に嵌められた革の手枷を天井から鎖で吊り上げられ、生まれて初めて知る暴虐と羞恥に泣きわめきながら爪先立ちに曝しあげられる。真っ白な裸身を伸び切らせた姫の裸の完璧な女性美におののきつつ、淳は羞恥に泣き悶えてか弱い哀訴を噴くばかりの処女の腰から最後に残った純白のパンティを剥き下ろし、長い黒髪と好一対の下腹の艶やかな繊毛をさらけ出させた。羞じらいの極みにすすり泣く初心な大和撫子は、男たちが剥き出した男性器を見せつけられて慄えあがり、恐怖と羞恥に灼かれてわななく素っ裸の女体を前後から写真に撮りまくられる。尻たぼのあわいに潜むホクロを性感帯と探り当てられ、二人がかりで素肌をくすぐられながら内に秘めた豊かな情感をあぶり出されて反り返る高貴の姫。敏感な乳ぶさを優しく揉みなぶられつつ下腹の繊毛をまさぐられる薫子姫は、処女の無垢な素肌を次第に官能の生汗に湿らせていきながら汚辱の道を堕ちていく。
[ 14-1 〜 14-4 ]
 吊りから降ろされた姫は泣いてうずくまる体を寄ってたかって円形ベッドに引きずり上げられ、あらがいもむなしく仰向けに押さえつけられた裸身を天井の鏡に見せつけられながら、ベッドの四隅に付けられた革枷と鎖の拘束具に四肢を割り拡げてつながれていく。磔にされた大の字の裸形を明かりの下に曝して恥辱の嗚咽を噴き上げつつ、覗き込まれる大股開きの股の奥を極限の羞恥に引き痙らせる処女の姫君。観念しきってぐったりとなった薫子は腰枕を当てられて突き出した股間の秘肉を淳の指で割り拡げられ、汚辱にまみれた表情と秘めた女の肉を撮り尽くされて悲痛な呻きをこぼす。育ちの良い令嬢が弱りきって投げ出した肢体に、淳と佐々木が取りついて淫靡な愛撫を加えていく。淳に股間を舐められながら佐々木に乳ぶさを揉みたてられ、二人がかりの責めで繊細な性感を炙られて淫らな肉の愉悦に呑まれていく薫子姫。オナニーすら知らぬ肉芽を剥き上げられて舌先でくすぐられると、処女姫は生まれて初めて知る激烈な刺戟に錯乱の悲鳴を噴いて反り返り、汗をにじませて火照る裸身を喘がせながら股間に淫液を吐き出し始める。場所を代わった佐々木に肉芽をすすりたてられた薫子姫は、淳に唇を奪われたまま、腰を突き上げ汗にまみれる裸身を痙攣させて快楽にのたうつ。脆い女の官能を暴かれた姫は、乳首と肉芽を同時に吸いたてられて凄艶な呻きを噴き上げながら、汗まみれの女体をしなわせ淫液をほとびらせて処女のまま凄艶な絶頂を極める。肉欲の陶酔にまみれて伸びきった姫の白い内股に腰を入れ、愉悦にわななく秘肉を怒張で擦りあげた淳は、恐怖の絶叫を絞る処女姫の柔肉を串刺しにしていく。つつしみをかなぐり捨てて激痛の悲鳴を振り絞りながら、磔にされた女体の股間を破瓜の鮮血にまみれさせて悶絶する薫子。下賤の者たちに処女を穢された全裸のお嬢さまは、男の剛直を呑んだままの秘肉と放心しきった美貌を余すところなく撮影され、無惨な大の字を天井の鏡に見せつけられながら、女体に秘められた淫蕩の血を煽りたてられて総身を火照らせていく。淳の怒張を抽送された令嬢は激痛に苦悶する処女肉を淫蕩の血によって性の快楽に目覚めさせられ、苦鳴を次第に快美のよがり歔きに変えて汗まみれにのたうちまわる。激しく痙攣しながら悦びを極めた薫子は、のけぞり返る女体の奥に灼熱の精を放たれて失神し、破瓜と同時に女の悦びを覚えた浅ましい女体を曝して伸びきる。
[ 14-5 〜 15-2 ]
 佐々木は朦朧とする薫子の股間を清め四肢のいましめを解いて、ぐったりとなった汗まみれの裸体にドス黒い麻縄を掛けまわしていく。後ろ手に縛られ首縄と腰縄を打たれて乳ぶさを絞り出された姫は、唇を吸われ捕らわれの裸形を佐々木になぶられて官能の炎を再び煽られながら、仰向けに押し転がされて拡げた股間を指でまさぐられて淫液を垂れ流し始める。佐々木の怒張に貫かれた薫子は肉の快楽に耐えきれず、抽送につれてよがり歔きを噴きながら腰を振りたてる。恍惚にのたうつ薫子を焦らしたてた佐々木は、肉欲の解放を乞い求める高貴な姫に浅ましい女の屈服の言葉を強要したうえ、俯伏せに転がして尻を立てさせた薫子を背後から貫く。惨めな恰好でゆさぶられながらよがり歔きを錯乱の悲鳴に変えた薫子は、絶頂を告げる淫らな叫びを高々と噴きあげつつ佐々木の精を子宮に浴びせられてまたも失神する。
[ 15-3 〜 15-4 ]
 良家に育った上品なお嬢さまは、処女の肉体に流れる淫蕩の血を暴かれ責めたてられて淫らな女の崩壊を曝した。淳と佐々木は陶然となった薫子を円柱を背負った立ち縛りにして、はだけさせた両脚を鉄パイプの両端にくくりつける。穢された股間から白濁を垂れ流してうなだれる汚辱の姿態を写真に撮られ、恥辱にわななく唇を二人の男に代わるがわる吸いたてられて憔悴していく薫子。女の成熟の矜りの繊毛を下腹から剃り取られる薫子は、屈辱にむせび泣き悲痛に哀訴しながら、秘裂もあらわな剥き出しの女性器をさらけ出す。さらなる欲望に昂ぶる男たちは、みじめに嗚咽する姫を柱から解いて部屋の隅にある鉄の檻に閉じ込め、鉄格子の中に無毛の裸身をすくませる姫を眺めまわす。次第に兆してきた尿意を訴えた薫子はオマルへの排泄を命じられて口惜し泣きをほとばしらせ、なおも衝き上がる排泄欲に悩乱して口淫の奉仕を承諾させられる。鉄格子の間から差し入れられた二本の怒張を握りしめて服従を誓った薫子は檻から出されてトイレを許された後、屈服しきった裸身を男たちの前に跪かせる。髪を掴まれた薫子は佐々木の醜怪な怒張に舌を這わせつつ可憐な指で淳のものを握りしめ、命じられるまま淫らな奉仕にはげんでいく。征服者たちの前に丸裸で膝をつき、愛らしい乳ぶさを弾ませながら醜悪な肉塊を代わるがわるしゃぶらされて喘ぐ高貴なお嬢さまの完全な屈服の姿に、淳と佐々木の嗜虐の欲望はさらに昂ぶっていくのだった。
[ 15-5 〜 15-7 ]
 下腹の飾り毛を失った薫子は淳と佐々木にさらに犯され、愉悦をきわめ尽くした女体に相次いで精をたたき込まれる。荒淫に疲弊しきってまどろむ淳の脳裏に異界人からのメッセージが伝えられて薫子の引き渡しを求めた。くたくたになったお嬢さまにシャワーを使わせながら、淳と佐々木は哀れな令嬢を異界人に引き渡すことに後ろめたさを覚える。穢し尽くされた女体に清楚なドレスをまとった薫子をプレイルームから連れ出すと、ホテルの駐車場には、変哲もない白皙の素顔をあらわにした異界人が薫子を迎えるべく待っていた。異界人の強力な念力に操られ、はかないあらがいもむなしく車に乗り込まされる薫子。異界人はセツルメント(居留地)の仲間たちとの対面を求める淳の申し出を時期尚早として拒み、その代償として、これまで誘拐した女たちの現況を撮影したビデオテープを手渡す。警察当局の追跡を懸念する淳の前で、異界人は奇妙な材質を薫子の顔面に貼りつけて別人の顔を造り上げ、念力で支配した薫子を強要して新しいブラウスとスカートに着替えさせる。アシルと名乗った異界人は薫子を乗せて去り、虜となった美しい女子大生の姫はこうして地上から永久に姿を消した。罪もなき清楚な令嬢の身にやがて課されることとなる性の拷問の凄まじさを、手渡されたビデオテープを通じて淳と佐々木が窺い知ることになるのはこの直後だったのである。
[ 16-1 〜 16-2 ]
 アシルと別れた淳と佐々木は湧き上がる悔恨を強いて押し殺しつつ、手渡されたビデオを観るため淳の部屋に戻る。警察の追及を恐れた佐々木はその道中、薫子の撮影フィルムと剃り取った恥毛を知人に郵送して隠匿した。部屋に帰り着いた二人は本庁の刑事に呼びとめられて質問を受け、その日の行動を聞き出される。G大で出くわした騒動を正直に語りつつ、異界人に記憶を奪われた被害者を装って真実を隠す佐々木の口述に、刑事たちは疑念を差しはさむ余地もなかった。アシルの絶大な能力にあらためて感嘆しながら、淳と佐々木は無事に訊問を切り抜ける。
[ 16-3 〜 16-4 ]
 淳の部屋に腰を据えた二人は酒の酔いに緊張を紛らしながら、アシルから渡された女たちのビデオをかける。だがそれは、異界人の檻に囚われて肉奴の運命を与えられた女たちへの酸鼻きわまる性の蹂躙のさまを克明に記録した、悪夢のビデオテープにほかならなかった。
 固定されたカメラに映し出されるコンクリートの床と鉄壁が剥き出しの殺風景な部屋に、鎖付きの手枷と足枷を嵌められた山之内詠子が全裸で追い立てられてくる。白い肉のけだものに堕ちた元女優の国会議員の美女は凄惨な監禁生活にやつれはてた表情をカメラに曝されたうえ、全身を黒タイツで覆った異界の男の足元に跪かされ、乗馬鞭で気まぐれに打たれながら口淫の奉仕にはげむ。ふいに画面が切りかわると、天井から水平に吊された鉄パイプに、篠原妙子の変わり果てた肉体がくくりつけられて宙に揺れていた。パイプの両端に拡げた両足をつながれ、その中央に両手をくくりつけられた知的な女流ピアニストは、開脚のうえ二つに折った窮屈な裸形に悲惨な鞭痕を刻んだ姿のまま、長く厳しい呵責に生気を失った虚ろな美貌をがっくりとのけぞらせて身動きもしない。新たな異界人が現れて宙吊りの白い肉を回転させ、はだけた股間をカメラに向けて犯し尽くされたアヌスのありさまをさらけ出す。股間を鞭で打ちたたかれて激痛にのたうちまわりながら股間を濡らした妙子の肉体は、異界人の腰の高さまで鎖を下げられ、宙吊りのまま巨大な怒張に貫かれていく。苦痛と快楽にきしむ白い肉に堕ち、喘ぐ口ももう一人の異界人にふさがれて上下からめちゃくちゃに揺さぶられた妙子は、乳首と肉芽を揉まれ恥毛をむしられる凄惨な凌辱の果てに内股を痙攣させて昇りつめる。異界人たちの想像を絶する残酷さに暗澹とする淳と佐々木の前で悪夢のビデオはさらに進み、X字架に四肢を張り伸ばされた遠藤由美子の華奢な裸体を映し出す。鉄環を嵌められた手首足首を白木にボルト留めにされた大の字の美少女アイドルは、いたるところに無惨な鞭痕を刻まれた稚い無毛の肉体を曝したまま黒い首輪の鎖を頭上に吊られて、激しい苦悶にやつれ果て放心しきった虚ろな表情を宙に投げていた。溌溂とした美少女の凄惨ななれの果てに息を呑む淳と佐々木をよそに、猛りたつ異界人が由美子の裸形をいたぶりまわして稚い肉を性感に昂ぶらせていく。玩弄される由美子の下腹がクローズアップされると、そこには二枚の襞肉を縫い合わせて金のリングがピアシングされ、容赦なく引き伸ばされる美少女の女の秘肉が、濡れをしたたらせながらよじれうごめいていた。X字架が四十五度に後傾し、磔のままの由美子の股間に異界人が巨大な剛直を押し込んでいく。稚い肉を引き裂かれていく可憐な女子中学生のボロボロの裸形は、長い監禁と凌辱の間に幾度となく繰り返されてきた呵責になおも悶え苦しみ泣き叫びながら、凄惨な絶叫を噴き上げていくのだった。女たちの最後に桑ひろみが登場したとき、後ろ手枷と足枷を嵌められ首輪を吊られたその裸形に、淳と佐々木はかつての知的なキャスターの面影を見出すことができなかった。恥毛を許されないのみならず美しい黒髪をも丸坊主に剃り上げられ、文字通り無毛の肉塊へと堕とされたひろみは、鼻に金の鼻環をぶら下げられて、理知の輝きを失った瞳をうつろに見開いていたのだ。女の美を徹底的に破壊する異界人の嗜虐欲に憤激する淳と佐々木の前で、鞭で強いられたひろみが脚を拡げさせられると、ラビアに嵌められたリングと包皮を切除された肉芽があらわになって、美貌の才媛キャスターが肉人形へと堕ちたさまをさらけ出す。股間のリングに分銅を吊られたうえ鼻環を鎖で吊り上げられた白い雌肉は、体の前面を鞭で激しく打ちまくられ、凄艶な絶叫を噴いてのたうつ。裂けた鼻から血を流し股間の分銅を揺らしながら全身を痙攣させて哀訴の悲鳴に泣き叫ぶ肉玩具は、乳首とクリトリスを打たれる激痛に失神し、乳ぶさにも腹にも下腹にも鞭痕を刻まれた痛ましい女体から失禁して尿を垂れ流す姿をさらけ出す。首鎖をゆるめて膝をつかされ上体を前に倒されたひろみは背後から異界人に貫かれ、股間の分銅を揺らしながら揺さぶられる。鼻を吊られた美人キャスターの喘ぎ泣く口に、もう一人の異界人が怒張を押しつけて咥え込ませる。挟み打ちにされて苦悶によじれるひろみの姿を最後に、ビデオは哀れな女たちが引きずり込まれた二度と戻れぬ性奴の境遇を冷酷に報告し終えて切れた。
 女たちの運命のあまりの苛酷さに打ちひしがれ自責の念に駆られた淳と佐々木は、凌辱から手を引くことを望みつつも、異界人の能力に逆らうすべを見出すすべもない。しかし、狂気の嗜虐の新たな生贄に今日加えられたばかりの薫子の境遇を思いやって絶望に沈む佐々木とは別に、淳の胸中には、異界人の残虐さへの嫌悪とともに、激しい昂ぶりが湧き上がってもいるのだった。
[ 16-5 〜 17-3 ]
 異界人の居留地で繰り拡げられている地獄のような女体蹂躙のさまを知り、同じ運命をたどらされているであろう薫子の境遇を思って良心の呵責に苛まれながら日々を送っていた淳のもとに、一週間後、Aとのみ署名した郵便が届く。まぎれもなくアシルからの指令であるその手紙には、人気の男性演歌歌手・美都城きよしの歌謡ショーのチケットが入っていた。新たな犠牲者を生むことを怖れて指令の無視を決め込んだ淳と佐々木は、しかし、ショーの当日になるとあらがい得ない力に促されるかのように正装して、それぞれ劇場へと赴いていた。観念しきった二人は美都城きよしファンの中年女性たちにまぎれて席につき、喧噪を極める歌謡ショーを憮然と眺める。いつしかうたた寝に落ちた淳がふいに脳への衝撃で目覚めると、舞台の上では、美都城きよしのフィアンセとして紹介された振り袖姿の美女が、ライトに照らされて喝采を浴びていた。「着物の女王」に選ばれたことから和装モデルとして活躍していた袖香織が、異界人の新たな生贄に選ばれたのである。幕間に場外へ出た淳と佐々木は楽屋への通路に踏み込み、とがめ立てする者たちを異界の能力で打ち倒しながら、美都城きよしの控え室へと向かう。なすすべもなく念力に操られた香織が淳と佐々木に挟まれるようにして劇場の外へ連れ出されると、そこにはアシルの運転する車が待っていた。
[ 17-4 〜 17-6 ]
 金縛りにされた袖香織を乗せたアシルの車は、佐々木の勧めるSMホテル「ギャグ(口枷)」へ向かい、地下の駐車場に停まる。淳と佐々木の叛心を見越したアシルは香織に対する責めへの同席を求め、二人とともに地下三階のプレイルームへと降りる。暗い色調で統一され深紅のカーテンと絨毯で妖艶に引き立てられたその部屋には、枷付きのスタンドや磔柱、女体解剖椅子をはじめとして、女体を苛むおどろおどろしい責め具の数々が立ち並んでいた。ビデオで見た異界人の非情な地下牢を思い出した淳の何気ない質問に対して、アシルは自分たちの元の世界にはこのような責め具が存在しないことを迂闊にも明かして激しく狼狽する。なおも問いかけようとする淳たちを厳しく拒んで、アシルは強力な念力で縛りつけていた香織への凌辱を二人に促す。金縛りを解かれ、悲鳴をほとばしらせつつあらがう和装の美女を力ずくで組み伏せてアシルの前に突き出す淳と佐々木。だが、アシルは自由の身でもがきまわり叫びたてる女の姿に、奇妙にも激しい恐怖を示してたじろぐのであった。
[ 17-7 〜 18-1 ]
 女を激しく恐怖するがゆえに、強力な念力を用い残酷な責めを繰り出す異界人の歪んだ性癖を垣間見た淳は、香織を丸木柱に両手吊りにして革枷でつなぎ止め、アシルをなだめて落ち着きを取りもどさせる。自分たちの世界では見ることのない艶やかな和装の美女に残忍な眼差しを向けるアシルに頼まれるまま、佐々木はおびえにすくみ上がる香織の帯をゆるめて振り袖をほどいてゆく。香織が長襦袢姿にされてもまだ恐怖を隠せないアシルの前で、佐々木は柱から解いた香織の体から肌襦袢を剥ぎ取り、白く柔らかい美女の肉体を朱縄で厳しく縛めていく。後ろ手にされて乳ぶさを絞りあげられ首縄と腰縄まで打たれた香織は、幸福の絶頂から一転して堕とされた汚辱の極みに弱々しく嗚咽してうなだれる。朱縄に引き立てられた女体の美を眼の当たりにしたアシルは、女を憎悪し破壊するのではなくその美を引き立てようとするこの世界のサジズム観に讃嘆の吐声を放つ。淳と佐々木は自分たちのサジズムを顕示すべく、湯文字と白足袋だけの香織をふたたび丸木柱に立ち縛りにする。淳と佐々木に促されたアシルは、金切り声をあげてわめきたてる香織の湯文字の紐を手ずからほどいて、極限の羞恥によじりたてられる美女の腰からピンクの湯文字をズリ降ろしていく。泣き叫ぶ香織の腰から湯文字が滑り落ち、繊毛をたたえた白い下腹を剥き出しにされた美しい和装モデルは三人の男の情欲の眼差しに曝されながら、女性器剥き出しの裸体を写真に撮りまくられて絶望の慟哭を噴き上げる。
[ 18-2 〜 18-4 ]
 淳は羞じらいに悶える香織の股間に朱縄をまわし、股縄をきつく締め上げて繋ぎとめる。白く柔らかな女体を朱の縄化粧に彩られた香織は、秘肉を擦りたてる淫靡な縄の刺戟に責められて腰をよじりながら、ひとりでに昂ぶりをつのらせていく哀れな裸形を男たちの見世物にされる。快楽と羞恥で女を焼き尽くす淳たちの責めを、感心しながら見守るアシル。淳と佐々木は香織の乳ぶさと下腹に取りついて、二人がかりの指と舌で女体の弱点を淫らになぶりあげる。愛する男に捧げた体を官能に炙られてすすり泣きながら屈服していく香織を、現代流の辱めで徹底的におとしめて見せるために、佐々木はバイブレーターを持ち出す。柱から解かれた香織は泣きわめいてあらがいながら開脚椅子に引きずり上げられ、下肢を拘束されたアームを大股開きまで開かせられる。淫液に濡れ光らせた朱縄を股間に食い込ませ、女の最奥の羞恥を曝してむせび泣く香織は、はずされた股縄の下で淫らな刺戟に爛れきった秘肉を暴き出されて汚辱の号泣を噴き上げる。バイブの振動を秘裂に這わされて息も絶えだえに錯乱し哀訴する香織は、身悶えに弾む乳ぶさを淳に揉みたてられながら、クリトリスをくすぐられて淫液を垂れ流す。焦らしたてる肉の刺戟に腰を振ってのたうついっぽう、嫌悪の悲鳴とともに屈服を拒み続ける香織。艶やかな装飾を残らず奪われ、朱縄をまとった肉の人形へと堕ちた和装の美女の濡れそぼつ肉口に、佐々木は振動を止めた淫具を無理やり押しこんでいく。腹を波打たせて汚辱にむせび泣く美女は、なかばまで埋められてから首振りを始めた淫具を中途半端に出し入れされて錯乱のおめきとともにのたうちまわる。女を快楽に泣きわめかせる佐々木の責めの実験台にされて開脚椅子の上で淫らに跳ね躍る香織を、アシルは昂奮に極まりつつ見つめる。奥まで押し込まれた淫具を抽送されながら肉芽をいびりたてられた美貌の和装モデルは、愛しいフィアンセに許しを乞う絶望のおめきを噴き上げつつ腰を振りたて、汗まみれの女体を痙攣させて激しく絶頂を極める。
[ 18-5 〜 19-1 ]
 汚辱にむせび泣く香織の惨めな姿にアシルは激しく昂ぶって、快楽によって女を辱める淳と佐々木のサジズムを承認する。だがその胸中には、現代とはまるで異なる自分の同時代の女たちによって引き起こされた、根深い女性恐怖がなおも巣くっていた。アシルに先を譲られた淳は開脚椅子から解いた香織をベッドに転がして抱きすくめる。朱縄で締め上げられた上体をのたうたせながらあらがう下肢を割り裂かれ、淳の怒張で秘裂を擦り上げられた香織は、貞操を穢される絶望に悲痛な絶叫を噴き上げながら、淳の巨大な怒張を女体の奥深くまで埋め尽くされていく。淳は残酷な凌辱に泣きわめく美女を子宮まで突き上げ、汗を噴いてのけぞる白い肉を荒々しく揉みなぶりながら唇を奪い美肉を貪る。しかし女を力で押し伏せて屈服させる淳のやり方は、アシルの恐怖心をいっそう煽りたてるだけであった。上体を起こされて淳の腰にまたがらされ、子宮まで垂直に突き上げられた香織は、なぶるような淳のゆさぶりに弱々しい悲鳴を噴きこぼしながら、惨めな喘ぎをよがり歔きへと変えていく。上気しきった美貌から透きとおった歔き声を噴いてのたうった香織は、やがて逆らえぬ快楽に灼かれてみずから腰を振りたて、汗みずくの裸体を痙攣させて激しく昇りつめる。
[ 19-2 〜 19-4 ]
 淳の膝の上で貫かれたままの香織の細い裸体に現代の女の美を認めつつ、アシルは未来世界の女たちが男と対等なまでに長身であることを明かす。社会的にも身体的にも男女の対等が実現した未来社会で、女へのサジスチックな欲望を抑圧されて煩悶する男たちの実相を悟って、淳は慄然としつつアシルに同情する。なおも女を怖れるアシルに先立って佐々木が香織に寄り添い、喘ぐ口を吸いながら快楽にくたくたになった女体を隅々までいじりまわして愉悦に昂ぶらせていく。朱縄のいましめを解かれた香織は仰向けになった佐々木にかぶさって、そそり立つ怒張を命じられるまま手でしごき上げる。唇を吸われ裸身をもつれさせながら秘肉を濡らした香織は、仰向けになって開いた股間に佐々木の怒張を受け入れて深々と貫かれていく。悦びの悲鳴を放って腰を振りたてながら、香織の肉体は佐々木の抽送につれて恍惚の極みへと昇っていく。快楽に麻痺して揺さぶられるがままの美人モデルは口元に突きつけられた淳の怒張を指と舌で愛撫し、フィアンセに教え込まれていた淫らな奉仕を凌辱者の肉塊に捧げていく。香織は発情しきった雌の肉を上下から責めたてられて、激しい痙攣とともに絶頂を極めて失神する。
[ 19-5 〜 19-7 ]
 精を絞り尽くして伸びきった香織の大の字の裸体を前にして淳と佐々木に促されても、アシルは拘束のない女を犯すことができない。淳と佐々木は蔑みもあらわにアシルを詰問して立場の逆転を企てるが、自身のサジスチックな欲望を指摘され、強力な念力とともに言い負かされる。意を決したアシルは自分の女体責めの方法を見せつけるため、二人に香織をパイプスタンドに吊り下げさせる。失神から覚め憔悴しきって泣きじゃくる香織は四肢を大の字に張り拡げて拘束され、素っ裸の白い肉を鏡に曝したまま乱れきった長い髪をガックリと胸に垂らす。弱りきって羞じらいにうなだれる全裸の美女を体に触れずに玩味してから、アシルが黒革の乗馬鞭を手に取ったとき、女体を蕩かす肉の愉悦から一転して、香織に対する地獄の責め苦が始まる。恐怖にわなないて哀訴する美女の尻にたたきつけられる一撃が凄惨な絶叫を絞り取り、さらに立て続けに打ちこまれる容赦のない打撃が白い尻肉に鞭痕を刻んで血をしぶかせる。激痛に苦鳴を噴き、死にもの狂いののたうちでスタンドの鎖をきしませながら胸を反らして泣きわめく香織。凄まじい女性憎悪の責めを見かねて制止しようとした佐々木は強力な念力で打ち倒される。慄然とする淳の前で、女の苦痛と汚辱だけを目的とする凄惨なサジズム観を語ったアシルは、淳を念力で操って拷問にも等しい女体責めに参加させる。逆らえぬまま房鞭「九尾の猫」を手にした淳は女体の前面打ちを命じられて、絶望と恐怖に眼を見開いて首を振る香織の前に立つ。柔らかに弾む乳ぶさに鞭を打ちこまれ、激痛に泣きわめいてのけぞる香織は、聞き入れられることのない断末魔の哀訴をほとばしらせながら、淳に胸を、アシルに尻を代わるがわる鞭打たれて狂乱する。前後から繰り返しおそう鞭に無防備な大の字を躍らされ、瞳の焦点を失って痙攣するだけの汗まみれの白い肉に堕ちていく香織の姿に、淳の裡で目覚める嗜虐の獣性。起伏する腹を打たれ、さらに下腹の丘を打たれて引きむしられた繊毛を散らしながら気息奄々と哀訴する香織は、アシルの鞭に背を腰を尻を打たれながら淳の鞭で繊細な内股をしばかれ、あぶら汗にまみれて声もなく呻きつつ痙攣する。体じゅうを鞭痕で覆われ血をにじませた香織の凄惨な裸形に淳が激しく昂ぶったのを見て、アシルはおのがサディズムの正しさを勝ち誇るのだった。
[ 20-1 〜 20-4 ]
 汗とあぶらにまみれ素肌一面を鞭痕に覆われてボロ切れのようにスタンドにぶら下がった香織の屈服の裸体に、淳は激しく昂ぶり、傷だらけの乳ぶさを揉みしだいて香織の苦痛の呻きを絞り取る。気力も体力も喪失した無抵抗な女をさらに責め苛み、失神した女をたたき起こしてまで責め続けようとするアシルの狂気のサジズムが、淳の心中にも乗り移っていた。ようやく意識を取りもどして戦慄とともに見守る佐々木の前で、淳はもはや強いられることなく鞭を手に取る。髪を掴んで生気を失った香織の顔を曝し上げた淳は、傷だらけで喘ぎに弾む乳ぶさを左右交互に打ちたたき、もはや激痛に声もなく痙攣するばかりの裸体を責め続ける。焦点を失った瞳を絶望に見開き、あぶら汗に光る裸身をわななかせて苦悶にビクビクと痙る香織の凄惨な女体。後ろから股間に手を差し込まれて秘肉とアヌスをなぶられながら、香織は真っ赤に染まった乳ぶさに続いて下腹を打たれて秘肉を濡らし始める。前からの鞭打ちと後ろからのいたぶりに曝され、死の予感のなかに生への執着を示して女性器から淫液を垂れ流し始める女の肉の底知れぬ本性こそが、アシルの尽きることのない女性憎悪の源泉であった。パイプスタンドから降ろされて崩れ落ちた香織は、あらがう力もない体をレザー張りの台へ引きずられて俯伏せに押し伏せられ、四本の脚に四肢を拘束されてガックリと伸びきる。長い髪を床に垂らし、赤い尻を突き出したまま肉の道具になり下がった香織の前で、アシルは服を脱いで、凄まじい大きさに膨張した股間の怒張をさらけ出す。驚嘆に息を呑む淳と佐々木の前でアシルは香織の尻をさらに鞭打って、電気を流されたように痙攣するばかりの女体の瀕死の反応に怒張の屹立をいっそう激しくする。血を噴き出す尻を掴まれた香織は股間のあわいを巨大な剛直で割り裂かれ、激痛に凄まじい断末魔の悲鳴を噴き上げて失神する。押し込まれていく苦痛に目覚め、秘口を押し破られて鮮血を噴き、壮絶な失神と覚醒を繰り返し味わわされながら、快楽の道具となった雌の肉を串刺しにされていく女。収まりきらぬ巨大な剛直を呑まされた香織は、残酷な凶器を大きく抽送されつつ脾腹を喘がせてのたうち、声もなく失神を繰り返した果てに異界人の精を深々と射込まれて悶絶する。
[ 20-5 〜 20-6 ]
 凄惨な凌辱を終えてビールを酌み交わす三人の男たちの前で低い台にくくりつけられたまま股間から血と精液を垂れ流して伸びきっている女の無惨な肉は、幸福な結婚を控えていた和装モデルの美女が二度と出られぬ異界人の居留地でまもなく課されることになる苛酷な性の拷問を前にした、最後の安らぎの時でしかなかった。香織を居留地へ連れ帰ろうとするアシルに対し、女の凄惨な運命を予想しつつはかない抗弁を試みた淳も、急迫する状況で異界人の意向に従うほかはない。佐々木と二人がかりで香織に着物を着せた淳は、うつろな表情の美人和装モデルをアシルとともに車に乗せてホテルを連れ出す。終わることのない連続拉致凌辱の終結を望み始めた淳が車中の会話でアシルから聞き出すことができたのは、新橋と新宿に居留地を持つ異界人たちがようやく退散の機をうかがっていることと、異界人たちが当初は人目を避けるため浮浪者に変装していたという事実だけであった。淳のアパートに近づいたアシルは張り込みの警官の存在を察知し、淳に疑いを残さぬように超能力で働きかけて撤収させたうえ、これまでの凌辱の証拠の隠滅を指示してから香織を連れ去った。淳の部屋に上がった二人はアシルから渡されたビデオテープを消去し、女たちの凌辱写真と剃り取った恥毛を残らず燃やしていく。だが、灰になってゆく美女たちの名残りを前に感慨にふける佐々木とは裏腹に、妖しい光を眼に宿らせた淳は、アシルに体験させられた異界の残酷なサジズムに魂をゆさぶられていた。SM作家とSM誌の編集者は自分たちの不毛な現実の性を嘆きながら、異能のおかげで味わった一連の凌辱の経験を回想して複雑な思いに沈む。
[ 21-1 〜 21-5 ]
 美都城きよしのフィアンセの失踪をひた隠すかのように何事もなく過ぎてゆく日々のなか、知り初めた嗜虐の欲望に煽られつつ鬱屈する淳のもとに、佐々木が緊縛モデルのミミを差し向けてきた。SMプレイにも嫌悪を示さない開放的な若い娘を部屋に招き入れた淳は、ミミの屈託のなさに当惑しつつもプレイの意欲をそそられて、服を脱がせてパンティ一枚にさせたミミを後ろ手に厳しく縄を掛けていく。張りつめた若い肉をギッチリと締め上げられたうえ、パンティを下ろされて曝した無毛の下腹にきつい股縄まで噛まされたミミは、初めて経験する本格的な嗜虐に羞じらい困惑しながらも、口元に突きつけられた淳の怒張に口を使って奉仕する。口淫を仕込まれているミミの巧みな技巧に快感を昂ぶらせるのとは裏腹に、女の積極的な態度に物足りなさを感じて満たされぬ淳。だが、ベッドに俯伏せに押し伏せられて尻への鞭打ちを言い渡されたミミが示した本心からの嫌悪と拒絶が、淳の狂った嗜虐の欲望に火をつける。
[ 21-6 〜 22-2 ]
 鞭打ちにおびえ、演技ではない拒絶の悲鳴をほとばしらせて暴れまくるミミは、緊縛されたまま柱の根元へと引きずられて片脚を吊り上げられる。不安定な片脚吊りで尻を曝したミミは、張りつめた尻肌に「九尾の猫」をたたき込まれて嫌悪の叫びを噴きあげ体をよじりたてる。だが、懸命に仰向けになって尻を隠したミミを待っていたのは、あらわになった体の前面に恐怖の哀願を無視してたたき込まれる鞭の打撃であった。乳ぶさと下腹を立て続けに打ちたたかれて苦痛と屈辱の絶叫を噴きながら再び尻を向けたミミを、さらに責めたてる尻打ちの苦悶。瞋恚と憎悪に燃え上がり口汚い悪態をついて罵りまくる若い女に手拭の猿轡を噛ませた淳は、恐怖に白眼を剥き出しておびえるミミを柱から解いて折り曲げた両脚を後ろ手の縄に繋ぎとめ、M字開脚にされたがんじがらめの女体を俯伏せに転がす。股縄をはずされて濡れそぼつ股間をあばかれ、よじるすべもなく高々と突き上げられて恐怖にわななく尻たぼに立て続けに鞭を打ち込まれて、ミミはみじめに呻きながら無防備な尻を痙攣させる。抑制のきかぬ嗜虐の昂ぶりにとらわれた淳はミミを仰向けに転がし、恐怖の眼を見開いて激しく首を振りたてる娘の股間に厳しい鞭を炸裂させる。凄惨な絶叫を絞って激痛にのけぞり跳ねまくるミミの内股に、乳ぶさに、腹に、苛酷な鞭が容赦なく打ち込まれる。白眼を剥いて声もなく呻きつつ失神した娘の股間に腰を割り込ませた淳は、ミミの秘肉を強引に貫き通し、なおも乳ぶさを打ちまくられて失神から覚まされる女体を激しくゆさぶりたてて、女の苦悶のうちに無上の快楽をひとり味わう。繊細な乳肌から血を噴いて瀕死の痙攣を繰り返す娘を責め続ける淳は、様子を見に現れて動転した佐々木に制止されるまで、暴走した狂気の嗜虐を止めることはなかった。
[ 22-3 〜 22-4 ]
 佐々木は逆上するミミをなだめすかして帰したうえ、淳にシャワーを浴びさせて正気に戻らせる。見境もなく暴走し始めた「ギロ眼」の嗜虐欲の行く末を思って、不安に暗然となる淳と佐々木。だが、気分転換のために外食した帰り道、アシルからの新たな指令が二人の脳に届けられる。異界人の嗜虐に選ばれた新たな餌食は、保守党政治家・富岡治一郎の末娘で外交官の若妻、名取美奈子であった。海外赴任中の夫と離れて豪徳寺に暮らす妊娠中の若妻に対して情欲をたぎらせながら、先ほどまでの不安も忘れて美奈子のマンションに乗り込む二人。アシルの助けにより易々と美奈子を欺いてセキュリティを突破した二人は、警戒もせずにドアを開けた美奈子を眼力で支配して、幸福な夫婦の居宅に侵入する。恐怖に慄えあがる若く美しい妊婦は、寝室を探り当てた男たちの目的を悟って悲痛な叫びをほとばしらせる。
[ 22-5 〜 22-7 ]
 美奈子を贅沢な寝室に引きずり込んだ淳と佐々木は、必死に哀訴する脹れ腹の若妻を押し伏せてピンクのネグリジェをむしり取り、六か月に入った妊婦の裸体を曝し上げる。男と愛を交わした証に大きく変形した細身の女体を転がされ、無造作にパンティを剥かれて全裸にされる美奈子。上半身を厳しく緊縛されて惨めに喘ぐ良家の若妻は、腹の子どもへの気づかいを泣いて哀願しながら柱に立ち縛りにされ、裸になった男たちに左右から挟まれて、羞恥にわななく裸身の到るところに卑猥な愛撫を這わされる。腹をおびやかされた美奈子は要求されるままに夫との愛戯を白状させられ、口淫の奉仕を承諾させられる。ベッドに掛けた淳の足元に引き据えられた美奈子は縄で絞りあげられた乳ぶさを背後から佐々木になぶられながら、醜い肉塊を口に咥え込んでいく。幸福の頂点から汚辱のどん底に突き落とされた若妻は、股間をまさぐられ口腔を埋め尽くされながら、哀れな緊縛の裸体を揺らすのだった。
[ 23-1 〜 23-4 ]
 淳に代わって佐々木のものを咥えさせられた美奈子は、下腹への脅しにおびえるまま懸命に舌を使って奉仕する。みじめな屈従に泣きじゃくりながら、加えられる愛撫に濡れそぼった女の肉をまさぐり当てられて淫らな呻きを噴き上げる若妻の悲痛な緊縛裸体。淳と佐々木はアシルの登場の遅いことを不審に思いながらも、うなだれてすすり泣く美奈子の姿に情欲をたぎらせ、必死に哀訴しながら抵抗を新たにする若妻をソファに俯伏せに押し伏せる。腹の子への脅しに屈服した美奈子は尻をもたげ股を拡げて、濡れそぼつ秘肉に背後から淳の怒張を押し込まれていく。絶望の泣き声を噴き上げながら串刺しにされた美奈子は、子宮を突き上げられて汚辱に呻き泣きつつ、逞しい抽送に女体の官能を崩されて肉の愉悦にのたうち始める。美奈子が絶頂に向かって昇り始めるさなか、チャイムが鳴って新たな来訪者の登場を告げる。しかしアシルと信じきって迎えに出た佐々木が見たのは、圧倒的な美貌と知性をまとったブロンドの女の異界人であった。わけもわからぬまま女の強力な念力に支配された佐々木は、言うなりになって異界の美女を寝室へと導き入れる。
[ 23-5 〜 23-7 ]
 解放された嗜虐の欲望に身を任せて美奈子の女体を背後から激しく責め苛んでいた淳は、ふいに女異界人の念力に打たれて悶絶し、白濁を宙に撒き散らしながら、絶頂寸前の愉悦に尻を振りたてる若妻の体から離れる。その場を支配した女異界人・カリンは佐々木に命じて縛めを解かせた美奈子を浴室に追いやったのち、服を着せた二人の男を有無を言わさずマンションから連れ出した。車でアパートに連れもどされた淳と佐々木を前に、時空パトロオル隊の一員と称するカリンが語ったのは、タイム・マシンの不正利用の罪によるアシルらの逮捕と強制送還の知らせであった。私的なタイム・トラベルを禁じる未来社会の公安機関として、過去への介入を抑止し被害を修復するためにパトロオル隊はアシルら犯罪者たちを追ってやって来たのだ。これまでの乱行の責任追及を許される代償にカリンから固く口止めされた淳と佐々木は、アシルらに凌辱監禁された現代の女たちが心身の回復の見込みも覚束ないまま未来世界へと連れ去られることを知って慚愧にうなだれる。不適応者と倒錯性欲を根絶した未来社会への疑念を払拭できない淳の前でカリンは銀色のスーツを脱ぎ去って、完璧なまでに造形された裸の女体の美をさらけ出す。金髪の美女の完全な肉体美を息を呑んで見つめる男たちにカリンは優しく微笑みかけ、テレパシーの力で甘美な情交へと誘う。裸になった淳と佐々木はカリン誘いに導かれるまま至上の美肉と絡み合い、相次いで陶酔の肉の交わりを遂げていく。女性美をきわめた異界の女もまた、男たちの怒張を食い締めて喜悦の表情を曝しつつよがり泣きを放つのだった。
[ 24-1 〜 24-4 ]
 明け方になって淳と佐々木が目覚めたとき、カリンの姿は一夜の夢のように消え去っていた。事件のすべてに決着が着いたことを悟って放心する二人の男。しかし異界人たちが去った後も、アシルによって目覚めさせられた倒錯の嗜虐欲に憑かれて満たされぬ思いに煩悶する淳を、佐々木は痛ましげに見守る。
 その後の平穏な日々のなかで、佐々木は異界人とともに現代から姿を消した美女たちの行く末に思いを馳せるいっぽう、「ギロ眼」に取り憑かれたかのように迫力溢れる作品を発表し続ける淳を気にかけていた。ある日淳のアパートを訪れて不在の淳の帰りを待っていた佐々木の前に、取り乱し高揚して異様な笑いを浮かべた淳が現れる。嗜虐欲に憑かれたSM作家はついに理性の抑制を破られ、異界人の念力の助けもなしに女を襲ってきたのだ。レストランで見かけた行きずりの美人女子大生に眼をつけた淳は女のマンションに力ずくで押し入り、激しく抵抗する女を裸に剥き、縛り上げ、数々の責め具で蹂躙し尽くした。淳が証拠を隠滅さえせずに伸びきった女を後に残してきたことを知って佐々木は破滅を悟り、陶然としている淳を急かしてアパートから逃走させる。
 一か月後、淳はいまだ警察の捜索に捕らわれることもなく逃走を続けていた。淳が残した構想中の書き下ろし大作『不適応者の群れ』の未完を惜しみつつ、淋しい日々を送る佐々木。ある夕方、佐々木が新宿駅の地下プロムナードで垣間見た猫背の浮浪者の後ろ姿が、SM作家・関谷淳のなれの果てであったのかどうかは、ついにわからずじまいであった。
[ 24-5 〜 24-7 ]
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