精を絞り尽くして伸びきった香織の大の字の裸体を前にして淳と佐々木に促されても、アシルは拘束のない女を犯すことができない。淳と佐々木は蔑みもあらわにアシルを詰問して立場の逆転を企てるが、自身のサジスチックな欲望を指摘され、強力な念力とともに言い負かされる。意を決したアシルは自分の女体責めの方法を見せつけるため、二人に香織をパイプスタンドに吊り下げさせる。失神から覚め憔悴しきって泣きじゃくる香織は四肢を大の字に張り拡げて拘束され、素っ裸の白い肉を鏡に曝したまま乱れきった長い髪をガックリと胸に垂らす。弱りきって羞じらいにうなだれる全裸の美女を体に触れずに玩味してから、アシルが黒革の乗馬鞭を手に取ったとき、女体を蕩かす肉の愉悦から一転して、香織に対する地獄の責め苦が始まる。恐怖にわなないて哀訴する美女の尻にたたきつけられる一撃が凄惨な絶叫を絞り取り、さらに立て続けに打ちこまれる容赦のない打撃が白い尻肉に鞭痕を刻んで血をしぶかせる。激痛に苦鳴を噴き、死にもの狂いののたうちでスタンドの鎖をきしませながら胸を反らして泣きわめく香織。凄まじい女性憎悪の責めを見かねて制止しようとした佐々木は強力な念力で打ち倒される。慄然とする淳の前で、女の苦痛と汚辱だけを目的とする凄惨なサジズム観を語ったアシルは、淳を念力で操って拷問にも等しい女体責めに参加させる。逆らえぬまま房鞭「九尾の猫」を手にした淳は女体の前面打ちを命じられて、絶望と恐怖に眼を見開いて首を振る香織の前に立つ。柔らかに弾む乳ぶさに鞭を打ちこまれ、激痛に泣きわめいてのけぞる香織は、聞き入れられることのない断末魔の哀訴をほとばしらせながら、淳に胸を、アシルに尻を代わるがわる鞭打たれて狂乱する。前後から繰り返しおそう鞭に無防備な大の字を躍らされ、瞳の焦点を失って痙攣するだけの汗まみれの白い肉に堕ちていく香織の姿に、淳の裡で目覚める嗜虐の獣性。起伏する腹を打たれ、さらに下腹の丘を打たれて引きむしられた繊毛を散らしながら気息奄々と哀訴する香織は、アシルの鞭に背を腰を尻を打たれながら淳の鞭で繊細な内股をしばかれ、あぶら汗にまみれて声もなく呻きつつ痙攣する。体じゅうを鞭痕で覆われ血をにじませた香織の凄惨な裸形に淳が激しく昂ぶったのを見て、アシルはおのがサディズムの正しさを勝ち誇るのだった。