姿を消した女たちへの想いは、淳の夢の中で、幼い日に寺の本堂で見た無惨にも淫靡な地獄図のありさまと混ざり合う。全裸の美女たちが薄汚い男たちになぶられ犯されている叫喚の地獄に、手枷足枷を嵌められ首鎖でつながれて引き出されてきた新たな生贄の女たちは、篠原妙子、遠藤由美子、桑ひろみ、山之内詠子であった。逃げまどう女たちを、緑色の鱗を持つエイリアンが笑いながら引っ掴む。髪を掴まれて高々と持ち上げられた遠藤由美子は、エイリアンの鉤爪で股間の秘肉を引き裂かれて鮮血をほとばしらせる。苦悶する美少女の股間に無理やりねじ込まれていく巨大な怒張、噴き上がる絶叫。そこで途切れた凄惨な夢を佐々木に語り聞かせつつ、淳は杳として知れぬ女たちの行方にあてもない推測をめぐらせるしかなかった。