解放された嗜虐の欲望に身を任せて美奈子の女体を背後から激しく責め苛んでいた淳は、ふいに女異界人の念力に打たれて悶絶し、白濁を宙に撒き散らしながら、絶頂寸前の愉悦に尻を振りたてる若妻の体から離れる。その場を支配した女異界人・カリンは佐々木に命じて縛めを解かせた美奈子を浴室に追いやったのち、服を着せた二人の男を有無を言わさずマンションから連れ出した。車でアパートに連れもどされた淳と佐々木を前に、時空パトロオル隊の一員と称するカリンが語ったのは、タイム・マシンの不正利用の罪によるアシルらの逮捕と強制送還の知らせであった。私的なタイム・トラベルを禁じる未来社会の公安機関として、過去への介入を抑止し被害を修復するためにパトロオル隊はアシルら犯罪者たちを追ってやって来たのだ。これまでの乱行の責任追及を許される代償にカリンから固く口止めされた淳と佐々木は、アシルらに凌辱監禁された現代の女たちが心身の回復の見込みも覚束ないまま未来世界へと連れ去られることを知って慚愧にうなだれる。不適応者と倒錯性欲を根絶した未来社会への疑念を払拭できない淳の前でカリンは銀色のスーツを脱ぎ去って、完璧なまでに造形された裸の女体の美をさらけ出す。金髪の美女の完全な肉体美を息を呑んで見つめる男たちにカリンは優しく微笑みかけ、テレパシーの力で甘美な情交へと誘う。裸になった淳と佐々木はカリン誘いに導かれるまま至上の美肉と絡み合い、相次いで陶酔の肉の交わりを遂げていく。女性美をきわめた異界の女もまた、男たちの怒張を食い締めて喜悦の表情を曝しつつよがり泣きを放つのだった。