ジャックは翌日たまたま立ち寄った風に訪れてきたアリスを、連れの女中ファニーともども小部屋に迎え入れる。背の高い健康な身体と情熱的な気性とをうかがわせる若い女中は、小部屋の奇妙な設備についてアリスから聞かされて好奇心を隠すことができない。さりげなく切り出されたジャックとアリスとの会話が、生意気な女中に対する躾という話題に及んだとき、身の危険を感じて逃れようとしたファニーは小部屋がすでに施錠されていることを覚る。ファニーに飛びかかったジャックは暴れまくる女中を部屋の中央に引きずり、アリスがロープをかけた手首を仕掛けで吊り上げる。両手を頭上に伸ばして立ち吊りにされてしまったファニーは、激しい憤怒に駆られて自分の女主人とその愛人の男に罵声を投げつけるが、企みの成功に昂ぶる二人から返ってくるのは懲罰の宣告だけであった。二人がかりで服を脱がされていきながら羞恥と不安のあまり惨めな哀訴を噴きあげるファニーは、ジャックに正面から見つめられながら最後に残ったシュミーズの肩紐をアリスに解かれてすべり落とされ、想像もしなかった全裸の恥を晒した。女中の美しい裸を眼にして昂ぶったアリスはみずから責め役を買って出て、ジャックの眼前でファニーの素肌をなぶりまわす。背後に立ったアリスの手で乳ぶさをいたぶられ、羞恥と苦悶にのたうちまわったファニーは、下腹のあわいに指をすべり込まされると死に物狂いの身悶えとともに哀訴を噴く。ファニーの秘裂に指を差し込んで処女でないことを知ったアリスは、驚きながらも、美しい女中に対してこれから繰り出す責めに昂ぶるのであった。