たて続けに悦びをきわめさせられた母と汚し尽くされた娘は並んだ柱を背負って曝しものにされ、夜おそくまで続く男たちの酒宴の肴に供された。体を清めることすら許されず素っ裸のまま毛布一枚を与えられ、板敷に便所を造り付けられた小部屋で一夜を過ごした母娘は、翌朝、裸のまま朝食を取らされたのち湯殿に連れ込まれて風呂を許される。男爵と竜二郎は母娘の入浴中に裸で湯殿に踏み込み、狼狽する女たちを卑猥な言葉でからかいながら湯に火照る裸形を眺めまわす。湯舟の中でそれぞれの男に抱きかかえられ、観念しきって愛撫に身を委ねる女たち。湯舟から出された華子夫人は両手をロープで縛られて天井の鉄環から爪先立ちに吊られる。百合子が同じ鉄環に背中合わせに吊られると、羞じらいに悶え泣く母娘の足が片方ずつ縛り合わされ、大きく拡げて床の鉄環にくくりつけられる。立ったまま開脚人の字の裸身を曝した母娘は男たちの手で体中に石けんの泡を塗りたてられ擦り合わされて、甘美な陶酔に陥っていく。汚れきった股間を男爵にまさぐられ肛門をくすぐられて、妖しい刺戟に錯乱の悲鳴を噴きこぼす華子。母の淫靡なすすり歔きと身悶えを背中に感じる百合子もまた、ういういしい裸体を竜二郎になぶられながら稚い性感を昂ぶらせていく。処女を失ったばかりの秘裂に指を這わされた百合子は、生まれて初めて知る甘美な刺戟に総身を慄わせて悶え歔く。男を代えてなぶりまわされながら、美しい華族の母娘は女体の屈服の道を堕ち始めた。