度重なる情事に心躍らせながら夫との生活を苦痛に感じ始めた妙子を、伸介は改装を施した自分のマンションに招く。部屋の中央の丸木柱と奇妙な形の椅子、そして黒大理石の浴室に据えられた囚われの裸女の彫刻に眩惑される妙子。寝室で服を脱がされた妙子は湯文字一枚の裸身を後ろ手に縛られ、ようやく用途を覚った丸木柱に繋がれて正面の鏡に裸像を映し出される。朱縄で絞り上げられた乳ぶさをいたぶられながら、羞じらう人妻は湯文字を剥がれて下腹の茂みをさらけ出される。足首を縛られて身動きもできず悶えぬく妙子の前に伸介はバイブレーターを持ち出し、嫌悪にそそけ立つ美夫人の女体に淫靡な振動を這わせる。股間に淫具を抉りこまれて子宮を突き上げられた妙子は肉欲に錯乱しながら、卑猥な屈服の言葉を口にして泣きじゃくる。柱から降ろされた妙子はレザー張りの椅子に四肢を固定され、伸介が操るハンドルの動きにつれて下肢を大きく拡げさせられて羞恥に泣きわめく。開脚した自分の下肢を覗き込まされながら、筆の穂先で乳首と肉芽をくすぐられて淫靡な刺戟にのたうちまわる妙子。伸介は愉悦にひくつく妙子の秘肉を振動するバイブレーターでなぶりまわす。中途半端な抽送を繰り返され生殺しの快楽にのたうちまわった女体は、敗北を告げる哀訴の果てに振動で子宮を突き上げられて淫らな悦びに昇りつめる。ベッドに上げられて伸介に貫かれ、精を絞り尽くすまでなぶり抜かれた妙子は、クタクタの体を風呂場に連れ込まれ、裸女の彫刻の隣の二本の柱の間に両手を拡げて繋がれる。羞じらいにうねる裸身を立ったまま伸介に貫かれた妙子は、悦びの声を放ってのけぞる。
しかし、数日後、妙子は伸介の婚約を夫の口から聞かされることになる。