西麻布に構えられた高名な福永病院の敷地内には、院長・福永彦太郎とその一家が裕福な暮らしを営んでいた。院長・彦太郎とその若い妾の久美、長男の雅彦と賢妻の誉れ高い千尋夫人、ひとり娘の女子高生えり子、そして外科部長を務める長女の真由美。一家の家事を取りしきるお手伝いのおしげの下には、地方の高校を出て上京してきたばかりの若い女中・垣内百代がついて、ひとりマンション暮らしを許されている不逞の次男・武彦の身の回りも世話していた。栄華の極みに安逸を貪るこの幸福な一家が、やがて運命のめぐり合わせによって、煌びやかな虚飾の陰に隠した淫蕩な本性を暴かれ淫らな性の旋律を奏でつつ快楽の奴隷に堕ちてゆくさだめにあることを、このときはまだ誰も知らなかった。
当主彦太郎が機をうかがって慰みものにするべく、厳しい容貌条件のもと地方から雇い入れられた色白の美少女女中・垣内百代は、不養生の彦太郎が手を出せずにいる間に放蕩者の武彦の毒牙にかかる。掃除洗濯のため武彦のマンションを訪れた百代は、酔った武彦に押し倒されて抵抗もむなしく裸に剥かれ、真っ白な処女の裸身を麻縄で後ろ手に縛り上げられる。おぞましい倒錯の責めに羞恥と嫌悪の泣き声を絞る初心な少女の哀れな姿に嗜虐の血を昂ぶらせながら、武彦はベッドに転がした百代の体にのしかかる。おびえすくんで乾ききった処女の秘裂に唾を垂らし込み、悲鳴をあげて呻き泣く少女の純潔を無惨に引き裂いた無頼者の怒張は、やがて激痛にのたうつ娘の体内に激しく精をしぶかせる。屈服を知った百代は武彦のマンションを訪れるたびに犯され、男の愛撫に濡れてゆく女体の生理に衝かれるまま、従順な女へと心身を変貌させられていく。