ひろみは家へ帰され乙哉とともに宏造を見舞う。登志子と交代で宏造の世話をすることとなったひろみと、忠実な社長秘書を演じる乙哉の間には、単なる凌辱者と奴隷を越えた感情的な結びつきができ始めていた。いっぽうその夜、事態の急変を知らぬ志津子夫人は乙哉に連絡をとり、宏造が倒れた事実を知らされぬまま、別居のためのアパート探しを乙哉に依頼する。乙哉と眉子はひろみを解放した後の「別荘」をアパートに改修して志津子と李香の母娘を招き入れ、凌辱の生贄にする計画をたてる。
翌日の午後、病院では、集中治療室を出て小康を得た宏造が愛娘に手を握られて休んでいた。ひろみが戻ったことで気力を取り戻した宏造は、ひろみの社長代行就任の方針を認めて後事を乙哉に託す。乙哉は社長の腹心として会社の立て直しと権限委譲の下準備に奔走するいっぽう、志津子と李香の母娘を改装した「別荘」へ人知れず転居させるための算段に追われる。