「こいつ、谷の野郎が可愛がっていたとおり、まだ処女だったぜ」
二時間にわたって女体の前も後ろも口をも犯し抜いた凄惨な輪姦劇が果て、満足しきった谷の仲間たちが帰るまでの間に、弘もまた逃げるように姿を消していた。幾度も絶頂を極めてくたくたになった冴子は、酔った谷の制止を振りきって帰宅する。先に帰っているはずの弟の部屋から女の悲鳴を聞きつけた冴子が弘の部屋に踏み込むと、そこには、全裸に剥き上げられた少女があぐら縛りにされて机の脚に縛りつけられ、そそりたつ弘の剛直を口元に押しつけられているところであった。弟の暴行を厳しく詰問した冴子は、その少女が谷の妹の幸江と知らされて言葉を失う。激しい抵抗を押し伏せられて全裸に剥き上げられた美少女は、復讐の情欲に燃える弘によって、いま処女を散らされたところだったのだ。冴子は弟の八つ当たりをたしなめつつ、その情欲をなだめるように屹立する怒張に手を伸ばす。狼狽する弘をものともせず、みずから服を脱いで裸になった冴子は、すすんで受縛の姿勢をとって、腹を据えた弘の手で後ろ手に縛られていく。幸江が妖しい情感に戦慄しつつ見守るなか、緊縛された姉は弟の股間に顔を伏せ、淫らな奉仕にふけっていくのだった。