マキは力尽きたようにふかぶかと首を垂れたまま為すががままに縛り上げられて行く。
真っ赤な調度の見知らぬ部屋で目覚めた友子は、下着姿に後ろ手縛りと猿轡を施されて自由を奪われていた。不安におののく友子の前に、門字柱に全裸を大の字磔にされた女が四人の男に責められる光景が現れる。その女は大学の先輩でコンパニオン仲間の吉本マキだった。無理やり見させられる友子の眼の前で、愛撫と鞭打ちで寄ってたかって責められて屈服したマキは後ろ手縛りにされて次々とフェラチオを強いられる。
あぶら汗に全身をギラつかせて、ヒッヒッと全身を波打たせている。
柱に立ち縛りにされた友子は下着を剥がれ、四人の男の前で羞恥に顫える処女の裸身を写真に撮られる。
マキと並んで開脚椅子に縛りつけられ、剥き出しの股の奥を撮影され処女膜を検査された友子は羞恥に狂い泣く。開脚椅子を向かい合わされマキがディルドオの振動で嬲られるのを見せられながら乳首とクリトリスに愛撫を受ける友子。控え目なオナニーしか知らない処女の肉体を昂ぶらされていく友子の前で、ディルドオを挿入され抽送されたマキは激しく絶頂を極める。友子を輪姦する順番がジャンケンで決められ、椅子から解かれた友子は3人がかりでベッドに押さえつけられて、残る一人にのしかかられ破瓜の激痛に絶叫をほとばしらせる。
ガクンガクンと腰を突き出しながらマキは仰向けにのけぞり倒れた。
男たちの膝から降ろされた遥子と友子は後ろ手のままソファの前に跪かされ、マキの手で尻に鞭を入れられながら怒張に口で奉仕させられる。自らも興奮しきったマキは鞭の柄を使ってひとり絶頂を極める。巨大なベッドの上で、遥子が社長に愛撫されたあげくその腰の上に騎乗位で跨っていくのを見せつけられて昂ぶる友子は、マキに鞭打たれながら同じ恰好に戸川の上に跨らされ、よがり歔きを噴いて舞い踊る。半狂乱になって絶頂を極めた遥子につづいて、うぶな女子大生もまた女の悦びを覚え、子宮を灼熱に灼かれて悶絶するのだった。
藍子が見たものは、床柱に縄尻を繋がれてあぐら縛りにされている全裸の女だった。
翌日冴子とともにホテルを訪れた藍子を出迎えたのはライバル会社「錦城テンポラリー」社長の白石であった。憤る藍子に対して白石は特殊人材派遣業の提携を持ちかけ、部屋の奥の光景を見せる。そこでは全裸で床柱の根元にあぐら縛りにされた吉本マキが、男の怒張を咥えさせられていた。憤激する冴子と対照的に、水野との情事の秘密を握られていると知った藍子は動揺を隠せず、第三者に仲介を頼むという白石の提案を受け入れてしまう。
女たちは自分たちの生白いなよなよした裸身が異形の巨人に捧げられたか弱い生贄に思えたに違いない。
道人の子分で「九鬼プロモーション」社長の九鬼亮が、部下の黒人ジョー・ブラックを伴って道人と白石を訪れた。サディズムの嗜好を共有する四人の男たちの歓談の席に、ミホを初めとする行儀見習いの少女たちがはべる。十代の少女たちに対する徹底した調教ぶりに感嘆するジョー。その夜、郊外の温泉に泊まったジョーのもとに白石は「百華クラブ」の特殊スタッフ竹中遥子・吉本マキ・石井ひろ子を派遣する。後ろ手縛りでジョーの長大な怒張をしゃぶらされて恐怖にすくみ上がった女たちは、次々とジョーに犯され想像を絶する逞しい肉の呵責に何度も昇りつめて、拷問に等しいセックス地獄の中に半死半生でのたうちまわった。ジョーの凄まじい精力を白石から伝え聞いた道人は、翌日の夜ふたたびジョーを邸に招く。「百華クラブ」の女たちをことごとく堕としてきた道人の凌辱計画は、藍子・冴子・桂を巻き込んだ阿鼻叫喚の性宴をもって最後を飾ろうとしていた。