首縄までかけられて、羞ずかしい顔をそむける事もならず、夫人は額や頬にほつれ毛をベットリ貼り付かせた顔を、観念したように加虐者の視線にさらした。
【ひと月後】新妻となって清三のもとを訪れてきた典子は、花嫁が処女でなかったことに夫が疑惑を抱いていることを報告する。清三への想いを訴える典子を荒々しく愛撫しながら、清三は典子を離婚させたうえで娶ることを約束し、そのために校長夫人である典子の義母・智香子を脅迫する計画にとりかかる。その後、清三に指示されるまま不倫のそぶりをあからさまにした典子は、その素行について夫から讒訴された智香子によって呼び出される。典子とともに家に乗り込んだ清三は、驚きと不審を隠せない智香子をふてぶてしく嘲笑う。典子の素行を問い詰めようとする智香子に、先んじて典子との長い肉体関係を明かした清三は、嫌悪と怒りにいきりたつ美しい校長夫人に、教育委員長との逢い引きの証拠を突きつける。致命的な弱点を握られて事態の隠蔽をはかる智香子の前で清三は本性を現し、典子とともに叫びたてる美夫人を押し伏せて裸に剥いていく。和服を乱され湯文字を取り去られて尻をさらけ出した智香子は、テーブルに俯伏せに押し伏せられ拡げた両脚を縛りつけられて秘奥を覗き込まれる。清三は羞恥に悩乱する美夫人の秘肉に淫薬を塗りこめ、熟れた女体を快楽に屈服させていく。典子が操るバイブの振動で焦らすように肉芽をいびられて肉の悦びに悶え狂った智香子は、肉欲の解放を求める淫らな哀訴を噴き上げつつ突きつけられた清三の怒張を口に咥え込む。淫具を埋め込まれて激しく絶頂を極めた智香子は抵抗の気力を失って、素っ裸を厳しく緊縛された体を夫婦の寝室へと曳かれていった。
有力者家庭の弱みを握った清三は翌年の四月に教頭となり、離婚させた典子を妻として娶った。