嘴管をみずから奥にくわえ込むように、清子の双臀がブルブル顫えながら引き緊まった。
亡父の跡を継いで産婦人科医を営む哲也の医院には、医師の倫理に悖る淫靡卑劣な仕掛けの数々が設けられていた。男との性交渉で身重になった女たちが訪れて診察のために羞じらいながら開脚に股を拡げる内診台は、隣接する院長室からマジックミラーで丸見えで、ほんらい医師が見ることのかなわぬ妊婦の顔を覗き見ることができるようになっていたのだ。先代からの看護婦で亡父の愛人でもあった本村スエが医院を取り仕切って、美しい女たちに淫虐ないたぶりを仕掛けていく哲也の楽しみを助ける。その夜、当直のために呼び出された新人看護婦の浜田清子は、看護婦教育と称して内診台の開脚を経験させられることを覚悟して、羞恥と不安を募らせながら待たされていた。哲也が若く愛らしい看護婦をもっともらしく指導しながら内診台へと追いやったとき、懇意にしている製薬グループの会長・大石悟郎から、妊娠した愛人の堕胎の依頼の電話が入る。七十に近づいてなお意気盛んな老人との談笑は、ふとしたことから、結婚後三年経っても子どもができない老人の息子の嫁の話題へと移る。跡継ぎの不在をしきりに焦れる老人は、いっそ自身の精を嫁に植えつけたらという哲也の冗談めかした提案に深く動かされた。スエが待つ内診室に入った哲也は、すでに内診台に脚をくくりつけられている清子に看護婦の心得を言い聞かせながら、台の仕掛けを動かして若い娘の剥き出しの下肢を開かせていく。羞じらいに身悶える清子は問診と称してオナニーの頻度や性交渉の有無を問い詰められ、スエに叱咤されながら恥ずかしい告白を強いられていく。肉芽をいじられて昂ぶった処女はさらにアヌスをまさぐられて便秘を暴かれ、浣腸を宣告されて泣きじゃくる。いやがって暴れる上体をベルトで拘束された清子は、新人看護婦の浣腸責めと聞いた大石老人が医院を訪れてくるまでの間、前後の秘腔を執拗に責められ続けて、股間を淫らに濡れ光らせる。内診台のカーテンで視界を遮られたまま責め手が一人増えたとも知らずに、大石老人の手で浣腸液を注ぎ込まれる清子。白衣の下にまさぐり入れられた哲也の手で乳ぶさを揉みなぶられた若い看護婦は、哲也への秘めた思慕を告白しつつ便意と快楽に悶え狂った果てに、台上に股間を拡げたまま排泄の痴態を曝した。哲也の淫靡な女体責めを堪能した大石老人は、息子の嫁をみずから孕ませるという淫靡な企みに本気で乗り出すことを告げ、不妊の検査と称して嫁に哲也の診察を受けさせる計画を持ちかける。
背徳的な企みを大石老人に吹き込んだのは、哲也の意図的な遠謀であった。大石老人の息子の嫁となっている美女・冴子にかつて求婚して拒絶されたことのある哲也は、冴子が口にした産婦人科医への偏見を深く恨んで、大企業グループの跡取りの妻となった驕慢な女への報復をずっと期してきたのだ。長年秘めてきた復讐が緒に就いた前祝いに、哲也は浣腸責めですっかり従順になった清子を愛玩する。全裸に剥かれた処女の看護婦はすべてを哲也に捧げることを誓いながら、浣腸責めの愉悦を恥ずかしげにせがむのだった。