産婦人科医・野口哲也の医院の診察室で、レザー張りの長椅子に俯伏せに四肢をくくりつけられた全裸の女があられもない嬌声をあげてのたうっていた。汗まみれの女体に振動するバイブレーターを挿入して責めたてていた医師の哲也は、愉悦にまみれて追い上げられた女の肉から淫具を抜き取って焦らしたてる。哀れな哀願を放って肉欲の解放を乞い求める裸の女の名は千秋、三十歳になる上流階級の美夫人であった。無精子の夫にかくれて愛人と通じたあげく不義の子を妊娠して野口を頼ってきた千秋は、秘密を握られた弱みで哲也に体を奪われたうえ、性の快楽の虜にされてたびたび哲也に玩弄される境遇に堕ちたのだ。哲也の怒張を口に咥えて奉仕させられ、衝き上がる肉欲に灼かれて朦朧となった千秋は、ふたたび淫具を挿入され責めたてられる。快美に泣き叫んだ美夫人はやがて絶叫とともに悦びをきわめて内股を痙攣させ、汗まみれの裸身をわななかせつつ失神した。
[ 1 ]
亡父の跡を継いで産婦人科医を営む哲也の医院には、医師の倫理に悖る淫靡卑劣な仕掛けの数々が設けられていた。男との性交渉で身重になった女たちが訪れて診察のために羞じらいながら開脚に股を拡げる内診台は、隣接する院長室からマジックミラーで丸見えで、ほんらい医師が見ることのかなわぬ妊婦の顔を覗き見ることができるようになっていたのだ。先代からの看護婦で亡父の愛人でもあった本村スエが医院を取り仕切って、美しい女たちに淫虐ないたぶりを仕掛けていく哲也の楽しみを助ける。その夜、当直のために呼び出された新人看護婦の浜田清子は、看護婦教育と称して内診台の開脚を経験させられることを覚悟して、羞恥と不安を募らせながら待たされていた。哲也が若く愛らしい看護婦をもっともらしく指導しながら内診台へと追いやったとき、懇意にしている製薬グループの会長・大石悟郎から、妊娠した愛人の堕胎の依頼の電話が入る。七十に近づいてなお意気盛んな老人との談笑は、ふとしたことから、結婚後三年経っても子どもができない老人の息子の嫁の話題へと移る。跡継ぎの不在をしきりに焦れる老人は、いっそ自身の精を嫁に植えつけたらという哲也の冗談めかした提案に深く動かされた。スエが待つ内診室に入った哲也は、すでに内診台に脚をくくりつけられている清子に看護婦の心得を言い聞かせながら、台の仕掛けを動かして若い娘の剥き出しの下肢を開かせていく。羞じらいに身悶える清子は問診と称してオナニーの頻度や性交渉の有無を問い詰められ、スエに叱咤されながら恥ずかしい告白を強いられていく。肉芽をいじられて昂ぶった処女はさらにアヌスをまさぐられて便秘を暴かれ、浣腸を宣告されて泣きじゃくる。いやがって暴れる上体をベルトで拘束された清子は、新人看護婦の浣腸責めと聞いた大石老人が医院を訪れてくるまでの間、前後の秘腔を執拗に責められ続けて、股間を淫らに濡れ光らせる。内診台のカーテンで視界を遮られたまま責め手が一人増えたとも知らずに、大石老人の手で浣腸液を注ぎ込まれる清子。白衣の下にまさぐり入れられた哲也の手で乳ぶさを揉みなぶられた若い看護婦は、哲也への秘めた思慕を告白しつつ便意と快楽に悶え狂った果てに、台上に股間を拡げたまま排泄の痴態を曝した。哲也の淫靡な女体責めを堪能した大石老人は、息子の嫁をみずから孕ませるという淫靡な企みに本気で乗り出すことを告げ、不妊の検査と称して嫁に哲也の診察を受けさせる計画を持ちかける。
背徳的な企みを大石老人に吹き込んだのは、哲也の意図的な遠謀であった。大石老人の息子の嫁となっている美女・冴子にかつて求婚して拒絶されたことのある哲也は、冴子が口にした産婦人科医への偏見を深く恨んで、大企業グループの跡取りの妻となった驕慢な女への報復をずっと期してきたのだ。長年秘めてきた復讐が緒に就いた前祝いに、哲也は浣腸責めですっかり従順になった清子を愛玩する。全裸に剥かれた処女の看護婦はすべてを哲也に捧げることを誓いながら、浣腸責めの愉悦を恥ずかしげにせがむのだった。
[ 2 〜 4 ]
休診日である日曜の夜をくつろいで過ごしている哲也のもとに、千秋夫人が姪の由利を連れ込んでくる。高校一年になる少女は、恋人とのハイキングの途中に押し倒され暴行されかけたショックで、なついていた叔母の千秋に泣きついてきたのだった。処女検査と洗滌を口実に初心な少女をいたぶろうという千秋のたくらみに乗った哲也は、やがて怯えきった様子で現れた少女に媚薬兼用の鎮静剤を与えて、事の顛末を問いただす。恋人に押し伏せられて体中を揉みなぶられ、下着まで脱がされて剛直を押し当てられたことまで告白させられて、羞じらいに泣きじゃくる少女は、検査を指示されて内診室に追いやられる。千秋夫人の手引きで服を脱がされ、スリップの下のブラジャーとパンティまではずさせられて羞じらう少女の姿を、哲也はマジックミラーを通して覗き見る。内診室に姿を現した哲也の指示で、由利は内診台に乗せ上げられ手足と腰をベルトで拘束される。少女の無知をいいことに仕切のカーテンも閉めぬまま、哲也が内診台のハンドルを回していくと、もはや首を振る自由しかない少女の体は羞恥に泣き叫びながら、あられもない開脚姿を無影燈の下にさらけ出される。あからさまに拡げた処女の秘肉を検査され、純潔が破られていないことを確かめられた由利は、媚薬の効果で崩れ始めている無垢な肉に洗滌液を噴きつけられて、生まれて初めて知る妖しい官能にとらわれていく。昂ぶった喘ぎを放ち、肉芽を弾かれて内股を痙攣させる少女は、スリップをはだけて剥き出しにされた乳首を千秋夫人にいたぶられながら、潤滑剤を塗り込めた哲也の指でアヌスを抉られると、淫らな錯乱に陥って悶え抜く。無垢な性感を執拗に責め尽くされた由利は処女肉を痙攣させて絶頂を極めて失神する。初心な美少女に女の性の洗礼をほどこして、哲也と千秋夫人はますます昂ぶっていくのだった。
[ 5 〜 6 ]
大石老人は不妊症の検査を冴子に受けさせることを承諾させ、診療と称して嫁の胎内に自らの精を植え付ける企みを哲也に明かす。しかしそれこそは、哲也自身が待ち望んでいた冴子への復讐の絶好の機会でもあった。清子が当直の日を選んで野口医院に検査に訪れた冴子は、マジックミラーで哲也と大石老人に見られているとも知らずに、スエに促されるまま服を脱いで内診台に上がる。診察によって冴子が不妊症でないことが確認されたとき、気位の高い大家の若奥さまに対する復讐の儀式が幕を開ける。内診台に固定されて大股開きに下肢を拡げさせられた冴子は、あくまでも診療行為を装う哲也の手で、恥辱にわななく下腹の繊毛を剃り取られ、剥き出しになった肉芽に洗滌の温水を噴きつけられて淫らに身悶える。昂ぶりにぐったりとなった若夫人の膣に拡張器が差し込まれ、無理やり拡げられた女の秘腔の奥に嘴管が突き立てられ触診が施される。いやらしい職業と蔑んでかつてその求婚を拒んだ産婦人科医の手で女の性感を昂ぶらされて屈辱に身悶える冴子の羞じらいの表情を、大石老人はマジックミラーから堪能する。冴子に植え付ける大石老人の精を採取すると称して、清子が全裸になって老人に寄り添い奉仕する。性感度検査のためにバイブレーターを用意する哲也に対して憤りと軽蔑の言葉を浴びせながら、子を産むことを期待された大家の嫁としての逃れ得ぬ運命に悔し泣きを噴きこぼす冴子。刺戟剤を塗ったバイブレーターを秘裂に押し込まれて淫靡な振動を送り込まれる冴子は、錯乱の泣き声を放ちつつ身悶える。若奥さまが肉欲に敗れて絶頂を極めた瞬間、淫具の先端に仕込まれた精液が子宮に射ち込まれる仕組みになっていた。焦らしたてられた冴子が快美に歔きわめきながらのたうつところに、大石老人が清子に放出してコンドームに溜め取られた精が持ち込まれる。だが、すべてを心得たスエによって老人の精は無造作に捨てられ、冴子がついに崩壊して絶頂を極めた瞬間、あらかじめ仕込んであった哲也の精がバイブレーターの先端から若夫人の子宮に注ぎ込まれた。
一か月後、同じ姿勢で内診台に横たわった冴子に哲也は懐妊を告げる。大石家の嫁となった美しい女は何も知らぬまま、軽蔑した男の子を産まされ育てさせられることになるのだった。
[ 7 〜 8 ]