雪の降りしきる冬のある日、合唱クラブの練習を終えた高校二年生の雪子は、ひとつ年上の清人とともに雪の中を下校する。幼なじみの二人は毎日の登下校をともにしながら、なかば公然となったういういしい恋を育んできたのだ。卒業を間近に控えて、ずっと募らせてきた想いを口にしようとする清人を、雪子は押しとどめる。二人の仲の進展を怖れるかのような雪子の態度に物足りないものを感じながらも、あらためて雪子への愛情を噛みしめる清人。しかしその翌日、雪子は合唱部の練習をさぼってひとり早退していた。
[ 1 ]
午後四時、スナックに勤めるチンピラの玲児は暖房をきかせた貧相なアパートの自室で夜具に横たわり、つい先日強姦して情婦に堕とした女子高生が呼び出されて現れるのを待っていた。ほどなく、雪の中をやって来た女子高生・雪子がおびえに表情を硬くしながら玲児の部屋に上がり、長い髪に雪をとまらせたままコートを脱いで清楚なセーラー服で膝をつく。野卑な男に引き寄せられ荒々しくなぶられながら、剥き出しの怒張を握らされて羞じらう美少女。雪子の哀願を無視して上半身を脱がせた玲児は、高校二年生の白い肉体を黒い麻縄で後ろ手に縛り、胸から首へぎっちりと縄を掛けまわす。みじめさに喘ぎながら立たされた雪子は無造作にパンティを剥き下ろされ、羞恥によじれる股間に股縄を食い込まされる。秘肉を責める妖しい刺戟に崩れ落ちた美少女は、濡れをたたえたパンティの底を突きつけられて恥辱にわななく。口元に突きつけられた怒張から顔をそむけて嫌がる雪子に、玲児はナイフを突きつけて口淫を命じる。恐怖にしこり切った乳ぶさをナイフでつつかれて慄え上がりつつ、雪子はみずから口淫を乞う卑猥な哀願を口にさせられ、玲児に強姦されて処女を失ったいきさつを語らされる。涙を噴きこぼす美貌を打擲される丸裸の女子高生は、強いられた被虐の誓いを口にしながら呻き泣き、可憐な口唇に怒張を押し込まれて白眼を剥く。
[ 2 〜 3 ]
雪子が玲児の情婦に堕ちたきっかけは、母に隠れて秘かに観に行ったポルノ映画であった。八百屋お七の拷問と処刑を題材にした映画の広告に情感を揺さぶられた雪子は、逡巡のすえ、ある土曜日に校則を破り変装して映画館にもぐり込む。美少女のお七が磔刑の火炙りにされる蠱惑の映像に恍惚となった雪子は、股間を濡らした痴態をたまたま居合わせた玲児に知られ、弱味を握られるまま玲児の部屋に連れ込まれた。柱に後ろ手に縛られてすすり泣きながら裸に剥かれた雪子は、処女の高校生と見破られて羞恥と恐怖にすくみ上がりつつも、被虐の官能が身内に湧き上がってくるのをこらえきれない。立ち縛りの裸身を縄で厳重に縛り上げられて体じゅうをいたぶりまわされた雪子は、疼く女体を巧みな愛撫で炙りたてられて屈服し、すべての身上を白状させられる。脚を拡げて箒の柄に縛りつけられた女子高生は、わななく内股のあわいを玲児の指でなぶり上げられたあげく、玲児が剥き出しにした肉の槍で立ったまま貫かれていく。恐怖と汚辱に絶叫を噴きこぼしながら串刺しにされていく処女は、清らかな女体に無惨な処刑をほどこされるおのが運命に、言い知れぬ甘美な愉悦をも感じていたのだった。
[ 4 ]
玲児の怒張をしゃぶらされた雪子は、わずか二度目の口淫で喉の奥に灼熱をたたき込まれて白濁を呑み下した。肉の陶酔に呆然となった雪子は玲児に命じられるまま、仰向けになった男の腰をまたいでそそり立つ怒張の上に腰を落としていく。女体の芯を貫かれて淫らに腰を振りたて、尻をまさぐられて愉悦の呻きを噴きこぼす全裸の少女には、セーラー服の可憐な女子高生の面影はどこにもなかった。
[ 5 ]
翌日の放課後、雪の降りしきるなかで恋人と待ち合わせて下校する高校二年の美少女は、何も知らぬ青年に前日の振る舞いを詫びる。唯一の愛のよすがである純真な恋人に泣いてすがりつきながら、清い雪の名を受けた美少女は、その名にふさわしくないほど穢れきった自分の心と体を意識せずにはいられなかった。
合唱コンクールの当日、雪子は聴衆の中にいるはずの清人に呼びかけるかのように、雪の白さを歌い上げる合唱に声を合わせる。穢れを隠すために絶えず降り続ける白い雪の哀しさを歌う乙女たちの澄んだ合唱が、雪子の悲しみを呑んで響きわたっていった。
[ 6 〜 7 ]