聡子はかつて十七歳のとき、母の遺した金で大学への進学を申し出たのを庄吉に拒まれたうえにその場で無理やり犯され、伯父の情婦となる運命と引き換えに短大への進学のみを許されたのだった。昼間の清楚な短大生のいっぽうで淫虐きわまる夜毎の愛撫に成熟期の女体を曝され続けた聡子は、地獄のような二年間で肉の快楽に目覚めさせられ、就職してからも庄吉の妾として愛玩される汚辱の境遇へ堕ちたのだ。庄吉への服従の言葉をゆう子の前で口にした聡子は、開脚に拡げた立ち縛りの裸身を淫らな愛撫にゆだねる。取り出してきた特製張形をゆう子に突きつけて嫌悪に泣き悶えさせた庄吉は、羞じらいにうねる聡子の裸身に淫具を這わせて責め上げる。官能を炙られて生汗を噴きながら愉悦に崩れていく姉の痴態を、怖れにわななきながら見せつけられる妹。淫らな屈服の言葉を吐いた聡子は張形を股間に埋められてなまなましい呻きとともに女体を痙攣させ、送り込まれる抽送に躍らされつつ総身を波打たせて狂おしい絶頂の叫びをほとばしらせる。女の肉が悦びをきわめて崩壊しきった凄艶な狂態を、ゆう子は慄えながら見せつけられていた。