彩子のもとから救出してから半月後、かねての約束を果たすための竜也の電話をしのぶは狼狽して受ける。誘拐前の平穏さへと戻りゆく毎日の中で、竜也に体を捧げると誓った決意もまた冷めかけていたのだ。言い訳を弄するしのぶの不実を厳しく追及した竜也は、しのぶの哀訴を聞き入れずにマンションへと乗り込む。観念しきったしのぶはパンティ一枚の裸になって竜也を出迎えた。竜也は冷酷さを剥き出しにしてしのぶを寝室に連れ込み、持参した縄で後ろ手に縛りあげる。鏡の正面に曳き出されて厳しく緊縛された裸体を見せつけられながらパンティを剥き下ろされたしのぶは、竜也の手のいたぶりに悶えて被虐の女性美をあらわにしていく。竜也はしのぶの股間に縄をまわして秘肉を締めあげたうえ、全裸緊縛の裸体にマントを羽織わせただけのしのぶをマンションの外へと連れ出す。羞じらいと怯えに生きた心地もないまま、しのぶは淫らな調教の待つ「紫の部屋」へと曳かれていく。