従順になった英子は再び後ろ手にくくられて部屋から連れ出され、邸の反対側の廊下へと曳かれていく。邪鬼は奴隷となった女の作法をあらためて英子に諭し、この邸で不服従の罪を犯した女の運命を見せつけるために英子を一室に連れ込む。そこには電灯に照らされた手術台の上に、邸から逃げ出そうとした女が猿轡をされた全裸で仰向けの大の字に縛りつけられていた。恥毛を剃られたその下腹には、太腿から秘肉にかけて二度と消えない二匹の蛇の刺青が彫り込まれていた。別の一室に連れ込まれた英子は奴隷エフとシイと名乗る二人の女に紹介され、最初の日の儀式のため、二本の柱の間に両手を拡げて鎖で固定される。邪鬼が立ち去った後、怒張を剥き出しにしたタイツ姿の五人の男たちが部屋に現れ、エフとシイの給仕でくつろぎながら羞じらいにひくつく英子の裸身を観賞する。その中の一人に愛する一郎の冷徹な声を聞き知って、惨めさに慄え泣く英子。一郎の手でドレスの裾をまくりあげられ、誰とも知れぬ男たちの眼に下腹も尻もさらけ出してすすり泣く英子は、薄衣を剥ぎ取られて全裸に剥かれる。五人の男に寄ってたかっていじりまわされながら、脚も拡げて縛りつけられ大の字に拘束された英子は、羞恥の汗にまみれてのたうちつつ、剃毛を宣告されて恥辱に泣きわめく。一郎の手で繊毛を余さず剃り取られた英子は、官能に崩れた秘肉をエフの操る淫具に犯されながら、口元に突きつけられた鞭の柄に口づけさせられる。鞭打ちの恐怖に怯え泣く英子の背後に回り込んだ四人の男たちが、淫らに振りたてられる英子の腰から太腿にかけて一撃ずつ鞭をたたき込む。快楽に身悶える女体を罰するかのように、四本の鞭痕を白い尻に平行に刻まれていきながら、英子は激しく昇りつめて大の字の裸身を淫らに痙攣させた。ぐったりとなった英子の肉体に対して、一郎による前面鞭打ちの呵責が加えられる。恐怖に泣きじゃくる英子は乳ぶさと腹をしばかれて絶叫しつつ痙攣する。朦朧となったまま乳ぶさによだれを垂れ流して服従の言葉を口にする英子は、とどめの一撃を太腿にたたき込まれて苦悶の呻きとともに失神した。