武井の愚痴で情事もままならずに自宅のマンションへ帰宅した綾子は、エレベーターに乗り込もうとしたところで先ほどの男に襲われ、あらがう体を狭いエレベーターに押し込まれる。サドの本性を剥き出しにした若い男は綾子を打擲して屈服させ、着衣を乱した綾子に尻を突き出させて犯す。エレベーターの中で全裸に引き剥かれてから自室に連れ込まれた綾子は、後ろ手錠を嵌められた全裸を男の前に正座させられ、贅沢な調度のただなかにみじめな丸裸でうなだれる。男の暴力的な脅しに屈服した綾子は亡夫が愛用した責め具の数々を引っ張り出され、みじめさとマゾの戦慄にわななく。後ろ手に緊縛されてスツールに俯伏せに押し伏せられた綾子は、張形を秘腔に押し込まれたうえ尻を鞭でしばき上げられて苦痛と快感の悲鳴を噴きあげる。尻打ちで絶頂を極めて男に屈服しきった未亡人は、その若い男が、ほかならぬ愛人の武井のひとり息子・秀郎と知らされて愕然とする。衝撃に泣きじゃくる綾子は床に転がされて秀郎のものをしゃぶらされ、倒錯的な性戯のなかに溺れこんでいくしかなかった。
翌朝、満ち足りた綾子は秀郎の情婦となることを受け入れ、亡夫以外だれにも許したことのないアヌスを貫かれて泣き叫びながら屈服していった。